わんだふる 北イタリア(ドロミテ山塊) 遊覧 (2) 

はじめに

  1.プロローグ
  
2.東京からミラノへ :             9月29日(土) 
  
3.湖水地方観光&パドヴァへ :       9月30日(日)
  
4.コルティナ・ダンペッツオへ 
:       10月1日(月)
  
5.ドロミテ山塊観光&トレントへ :     10月2日(火)
  
6.スイス・ロカルノ&ミラノへ :       10月3日(水)
  
7.チェルビーノ&モンテ・ビアンコ :    10月4日(木)
  
8.ミラノから東京へ :             10月5日(金)、6日(土)
  
                                         
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6.スイス・ロカルノ&ミラノへ : 10月3日(水)

 今日は、明日のイタリアアルプス観光のためにミラノへ戻る日ですが、戻る前に湖水地方の町ドモドッソーラへ行き、そこから電車に乗り換えて、スイスのロカルノという町へ行って観光を楽しむことになっています。ドモドッソーラはトレントから320kmほど離れており、バスで5時間ほどかかります。それで、今日の出発は7時半でした。強行軍ですね。
 まずは、バスはガルダ湖の西側を南下し、それから西に向かってミラノ近郊まで行きます。それからマッジョーレ湖の西側を北上し、ドモドッソーラに行きます。ここでバスを降りますが、バスはスイスのロカルノで待っていてくれることになっています。この日の昼食も、なぜか自由となっていました。恐らく時間がないからということもあるのでしょうが、旅行費用を安く見せる工夫でもあると思います。添乗員は駅の近くの小さなピッツアの売店に連れて行き、この店はとても人気があり、ピッツアがおいしいと勧めてくれました。ほとんどの人はそこでピッツァを買って、店の前の歩道で食べました。歩道で食べるせいか、確かにおいしいピッツアでした。

 食後すぐにドモドッソーラの駅に集合し、スイスのロカルノ行きの電車に乗りました。この鉄道はイントヴァッリ鉄道というそうで、のんびりしたローカル鉄道でしたが、特に景色は覚えていません。スイスはEUに加盟していないはずですが、国境通過に当たってのチェックは一切ありませんでした。いいですね。およそ1時間で目的地のロカルノに到着しました。ここでは1時間ほど自由散策ということでしたが、ほとんどの人は添乗員と一緒にケーブルカーに乗って、町とマッジョーレ湖を見渡せる展望台まで行きました。イタリア北部の湖水地方と同じような景色でしたが、とても美しい景色でした。


ドモドッソーラのピッツア売店店先
ドモドッソーラの駅 イントヴァッリ鉄道の電車 展望台行きケーブルカー      ロカルノの街とマッジョーレ湖

 4時半に、ロカルノの駅に戻ると、我々のバスが待っていてくれました。早速バスに乗り、ミラノに向かいました(およそ120km)。ホテルの到着は7時頃で、夕食はホテルでとりました。今日も晴天に恵まれました。明日はいよいよ今回のツアーの目的の一つであるアルプス地方(チェルビーノとモンテ・ビアンコ)の観光です。快晴であることを望んで就寝しました。

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7. チェルビーノ&モンテ・ビアンコ : 10月4日(木)

 今日は、いよいよツーの目的の一つ、マッターホルン(チェルビーノ)とモンブラン(モンテ・ビアンコ)を眺望するアルプス地方を訪れます。7時45分にバスに乗り、まずはチェルビニアの近くのブルー湖に向かいました(およそ180km)。ブルー湖は小さな湖ですが、青空をバックに真正面にマッターホルンがそそり立ち、湖面には逆さマッターホルンが映っていました。イヤー、感激です。

 実は、私は2008年にスイスのツェルマットからマッターホルンを眺望しています。その時も快晴に恵まれて、素晴らしい山容に感動しました。その時の写真を下に掲載しておきます。


ブルー湖と逆さマッターホルン ブルー湖からマッターホルン1(望遠レンズ)
マッターホルン(スイス・ゴルナグラードより) 朝焼けのマッターホルン(スイス・ゴルナグラードより) 逆さマッターホルン(リッフェル湖) マッターホルン山頂(遊覧飛行)
 
 続いて、マッターホルンのふもとのリゾート地であるチェルビニアに移動しました。ここからのマッターホルンは眼前に迫るようで、仰ぎ見るような感じで、圧巻でした。上部は雪も張り付いておらず、すぐにでも登れそうな感じでした(でも一般の人では岩壁を登るのは不可能です)。チェルビニアはマッターホルンの麓のスキー場でもあり、今はシーズンオフで閑散としていましたが、冬になるとヨーロッパの各地から大勢のスキーヤーがやってくるそうです。ここからは、スイスのツエルマットまでスキーで往復することもできるそうです。いいなー!私も若ければ(もちろん、その時にお金と時間があればの話ですが)、そんな豪勢なスキーツアーを楽しんでみたかったですね。

 昼食は、このチェルビーノのレストランで食べました。その後、1時間ほど街中を散策しました。お土産店が開いていたので、そこで記念のおみやげを買いました。
 
マッターホルンと麓のスキー場 チェルビニア村とマッターホルン チェルビニア村のロッジ マッターホルン(望遠レンズ)

 マッターホルンに後ろ髪を引かれる思いでしたが、12時半過ぎにバスに乗りました。次は、モンブランです。バスはクールマイユールに向けて走りました(およそ100km)(旅行会社のガイドブックには、行先はポンタルダントレーヴと記されていますが、地図や旅行本を見てもポンタルダントレーヴという地名が見つかりません。不親切な旅行会社と添乗員だなと思いました)。約1時間半バスに乗って、14時過ぎにクールマイユール(標高1300m)の村に着きました。

 着いたところは、スカイウェイという回転ロープウェイの駅前でした。このロープウェイは、乗り継いでフランスのシャモニーまで行けるそうです。スイスのツェルマットを始め、なんともスケールが大きいアルプスですね。早速ロープウェイに乗り、プンタ・エルブロンネール展望台(3466m)まで一気に上がりました(途中乗り継ぎ駅があり、およそ20分ほどかかりました)。ロープウェイの乗り物は円形で、確かに回転していました。けったいな代物を作るものですね。乗っている途中からモンブラン(モンテ・ビアンコ)が見えてきました。すごいですね。またまた感激です。展望台からは360度の展望で、圧巻でした。モンブランを始め、先ほど見たマッターホルン、それにモンテ・ローザまで展望できました。グランドジョラスも見えたはずですが、どの山か特定できませんでした。展望台の眼前は広い氷河になっており、そこを通ってシャモニーまで行くことができるそうです。

眼下はクールマイユールの村 モンブランと氷河(ロープウェイより) マッターホルン(望遠レンズ) モンテ・ローザ(望遠レンズ)
 こちらの景色にも名残惜しみながら、ロープウェイでクールマイユールに戻りました。4時半ころバスに乗り、再びミラノに向かいました(およそ220km)。観光はこれで終わりです。・・・・

 夕食はミラノ近くのレストランでとりました。ホテルに着いたのは9時過ぎでした。年寄りにはとても疲れました。明日はいよいよ帰国ですが、7日間のツアーは年寄りにはちょうどよい日程でした。


モンブランと氷河 エーデルワイス(花壇)

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8. ミラノから東京へ : 10月5日(金)、6日(土)


 今日5日(金)の出発は11時半と遅く、それまでは自由行動でした。何人かは地下鉄に乗ってミラノ市街地まで行ったようですが、私は以前にミラノ観光をしたことがあるので、行きませんでした。代わりに、添乗員と一緒に、近くのスーパーマーケットへ行き、若干のおみやげショッピングを楽しみました。

 11時半に集合し、バスに乗ってホテルを出発、ミラノの飛行場に向かいました。帰りのアリタリア・イタリア航空のAZ786便に搭乗、16:25に離陸しました。東京までの実フライト時間は12時間10分で、成田には6日(土)の10:35に到着しました。

 今回の北イタリア(ドロミテ山塊)遊覧では、当初山の天気が危ぶまれましたが、山では快晴に恵まれ、最高のツアーで、思う存分北イタリアの山岳を楽しむことができました。実際に歩くことはほとんどなく、バスでの遊覧でしたが、歩けなくなった者であることを考えれば、十分に満足できたとツアーだったと思っています。これで最後の海外旅行と思いながらも、まだまだ海外旅行に行けそうな感じがしてきています。体力のある間(それにお金が続く間)、終末が近い人生を出来る限り楽しむのも手かなと思うこの頃です。

 以上ですが、つたない旅行記にお付き合いいただき、ありがとうございました。


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