わんだふる キルギス&カザフスタン (4)

  1.プロローグ 
  
2.アルマトイ経由ビシュケク(往路) :     7月9日(火)〜10日(水) 
   2.1
 東京からアルマトイ :            7月9日(火)
   2.2 アルマトイからビシュケク :        7月10日(水)
  3.アラ・アルチャ自然公園 :          7月11日(木)
  
4.ビシュケクからチョン・ケミン渓谷 :    7月12日(金)
  
5.チョン・ケミン渓谷からイシク・クル湖  : 7月13日(土)
  
6.イシク・クル湖からソン・クル湖 :     7月14日(日
  7.ソン・クル湖からアルマトイ(復路) :   7月15日(月)〜17日(水)
   
7.1 ソン・クル湖からビシュケク :       7月15日(月)
   7.2 ビシュケクからアルマトイそして東京 :  7月16(火)、17日(水)

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7. ソン・クル湖からアルマトイ(復路) : 7月15日(月)〜17日(水)

7.1 ソンクルこからビシュケク : 7月15日(月)


 5時30分に起きてユルタの外に出てみると、空は厚い雲に覆われ、今にも雨が降りそうな天気でした。”せっかくここまでやってきたのに、この天気では・・”という思いが湧き、憂鬱な気分でした。ところが、しばらくすると、北西の空が明るくなり、次第に空が晴れ上がってきました。写真のように、素敵な草原の朝となりました。皆感激です。

 ところが、ところが、今日はビシュケクまで戻るため、朝食を食べると、すぐに出発とのことでした。日程表でも8時出発となっているのに、7時30分には出発とのことでした。これはまたどうしたことでしょうか。昨日は夕方遅く着いて、今日は早朝に慌しく出発するのでは、このすばらしいソン・クル湖をたっぷりと味わう時間がないではないですか。何のために遠くまでバスに揺られてやって来たのかさっぱりわかりません。もうとてもがっかりでした。ツアーのイメージが一変に悪くなってしまいました。日本の旅行会社と現地ツアー会社との間の調整不足??、あるいは参加者への情報提供の怠りではないかと思います。

黒雲に覆われたソン・クル湖  空が明るくなったソン・クル湖 おばさんによる牛の乳搾り ソン・クル湖と天山山脈?
 
 ブーブー言っててもしょうがありません。2台のバスに分乗して、昨日来た道を戻りました。昨日は、峠(約3,300m)ではあまり展望がよくなかったのですが、今日はよく晴れており、バスを降りて写真撮影することが出来ました。昨日は標高3,400m以上では降雪があったようで、周りの山々が薄っすらと新雪で覆われていました。再びバスに乗り、しばらく走ると、やはり昨日は急いでいたため通り過ぎてしまった道路わきのお花畑(車窓からは確認していました)で停車しました。早速フラワー・ガイドによる高山植物の説明を受けました。たくさんの高山植物が咲いており、写真もたくさん撮りました。アザミの仲間と思われる奇怪な白っぽい刺のある大きな花には驚かされました。天山山脈の固有種だそうです。

天山山脈と放牧風景 峠から見た天山山脈? 峠付近の山は新雪で覆われていた
サクラソウ科サクラソウ属 シロバナサクラソウ? 巨大なアザミの仲間? 巨大なアザミの仲間(拡大)? キンポウゲ属?
不明? ベンケイソウ科イワベンケイ属 不明? 不明? 不明?
不明? ムカゴトラノオ? お花畑(1) お花畑(2) お花畑(3)

 フラワー・ウォッチングの後は、ひたすら昨日来た道を戻ります。13時30分頃、イシク・クル湖とビシュケクの分かれ道にあるバルクチという町でランチをとりました。ランチの後は、すぐにビシュケクへ向かいました。途中にハチミツ屋さんがあったので、皆おみやげ用にとハチミツを買い求めました(右写真)。

 18時頃に、ようやくビシュケクに戻りました。皆がスーパーで買い物をしたいというので、スーパーへ立ち寄りました。どこの国でもそうですが、スーパーの警備が厳しく、入店するには、ザックやかばんなどの荷物は店内に持ち込んではいけなく、ロッカーに入れていかなければならないということでした。日本人にとっては、こういう”規則”は何となく不愉快に感じますが、万引きなどが多いのでしょうか?スーパーを出た後、今回我々にたくさんの花を説明してくれたフラワー・ガイドとお別れとなりました。

 夕食はまたホテルの外ということで、中華料理店に行きました。料理はまあ普通なのですが、日本にも来て演奏したことがあるという4名(男性二人、女性二人)の演奏者が我々のところへやってきて(もちろん現地ツアー会社が手配)、キルギスの伝統民族音楽を演奏してくれました。これがまたとても素敵な音楽でしたが、そればかりか、女性もとてもきれいで、さらにその女性達が、何とあろう、山中湖村在住のアルピニスト戸高さんがかつて演奏してくれたあの楽器”口琴”で演奏してくれたのです。それがまたすばらしい演奏で、何とも言葉で表現できないのが残念ですが、"口琴”の演奏がこんなに素敵なのかと唖然としてしまいました(私は以前”口琴”を購入して少し音を出そうと努めたのですが、歯茎が痛くて、すぐに練習をやめてしまいました。私にはもともと音楽演奏の能がまったくありませんが・・)。食事も忘れて?演奏に聴き入ってしまいました。

 ”口琴”とキルギスの音楽に酔いしれて?、20時30分、前回泊まったホテルに到着しました。

4人によるキルギス音楽演奏 三人による口琴演奏 魅力たっぷりの口琴独奏 うっとりする民族楽器演奏


7.2 ビシュケクからアルマトイそして東京 : 7月16日(火)、17日(水)

 今日は帰国の日です。慌しい日になりそうです。朝6時に起床し、6時40分には朝食をとり、8時にホテル出発でした。バスは大型観光バスとなりました。8時45分には、国境の検問所に到着しました。今回も特に時間をとられることはなく、9時30分にはカザフスタンに入国できました。ここからのバスはカザフスタンのバスです。ここからアルマトイへ、以前通った道を逆に走ります。広大なステップの大草原が広がっており、ところどころ麦畑も見られました。

 13時30分ころ、アルマトイのレストランに到着しました。レストランはチュルク文化(トルコ文化?)風で、異国情緒たっぷりでした。ここでトルコ料理を食べました。

ホテルからのビシュケクの郊外風景 バスからのカザフスタンのステップ風景 アルマトイでのランチ

 ランチの後は、市の中心街を観光しました。最初は歴史博物館を訪れたのですが、休館日とのことで、入ることが出来ませんでした。博物館の近くにある巨大な記念碑を見学しました。これは、対ドイツ戦で勇敢に戦った兵士を記念したものだそうですが、スターリン時代のソ連邦ではこのような記念像をあちこちに作ったのでしょうね。このようなもので士気高揚を図るのではなく、人民の食料や日用品などの生産に力を入れるのが優先事項ではなかったのかと思いました。次に、初日に泊まったホテルの前にあるロシア正教会の教会を見学しました。私にはキリストにもマリアにも縁がないので、建物内をチラッと見て、すぐに出てきてしまいました。この後、中央バザールへ行き、見学しました。とても大きく、整備されたバザールでしたが、内部は撮影禁止でした。バザールがなぜ撮影禁止なのか、よくわかりません。さらに時間があったためか、日程表にはなかった日本人のシベリア抑留者の墓地へ連れて行かれました。

 観光で時間をつぶしているうちに、最後の夕食の時間となり、ロシア料理のレストランに入りました。そこで夕食を食べました。

ロシア正教会の教会 巨大な対ドイツ戦勝記念像 中央バザール前のバス停 最後の夕食

 食後、バスに乗って空港に向かいましたが、道路が渋滞しており(何かお偉い奴が通るというので、通行制限が行われていたようです)、時間通りに着くのかどうか心配になるほどでした。渋滞が解消し、21時ころ空港に到着しました。

 23時10分、予定通りカザフスタンのアルマトイ空港を離陸。翌日の17日(水)の7時15分、予定より30分ほど早くソウル(仁川)空港に到着しました。ここで、来るときとは逆に、関西方面、仙台および福岡へ向かう人々とお別れとなりました。成田方面は9時に離陸し、成田には11時10分に無事に到着しました。

 ”無事に到着”といいましたが、実は私ともう一人の参加者のスーツケースが一部破損しているのがわかり、海外旅行保険手続きに1時間ほど時間がかかってしまいました。最後まですっきりと行かなかったツアーのようですが、それでもツアーそのものはとても楽しかったです。

                                        2013年8月21日


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