ローランド SH-101

奥の深い入門機

MIDI時代幕開けの前年、1982年に発表。
ローランドSHシリーズの末弟。
モノフォニック、1VCOではあったが、基本的な機能は十分にそろっていた。
LFOの波形には、RANDOMやNOISEもあった。
ポルタメントは、レガート奏法のみか常時かを切り替えられた。
100ステップのシーケンサーや、アルペジオ機能もあった。
CV、GATE端子もついていた。
別売り(8,000円)のモジュレーショングリップセットを付ければ、立奏も可能だった。
安価で使いやすいシンセだった。
ボディ色も、標準のグレー以外にも、青色、赤色を追加販売したりした。
某民間のシンセサイザー通信講座で、教材として使われていた時期もあった。
ただし、発表翌年には、シンセサイザーはヤマハDX7の発売で、MIDIデジタル時代へ突入した。
それでもSH-101の販売は継続された。
フルアナログ、モノフォニック、MIDI非対応というのは、MIDI時代には欠点ではなく個性となった。
音源 VCO(アナログ)
鍵盤奥行 白鍵/黒鍵 140mm/81mm
鍵盤 オクターブ幅 162mm
重量 (電池除く) 3.9Kg(グリップ含む)
使用電池 単2 6個
使用形態 据え置き兼用
発売年、価格 1982年、59,800円(グリップ別売8,000円)
MIDI なし

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