Bon Voyage! HOME > PRIVATE DIARY > 2001年7月下旬

迷狂私酔の日々


7月21日(土)

4時過ぎには起きてしまった。というか、昨日は飲んで寝て騒いで帰ってシャワー浴びて寝た(らしい)。

朝からそうめんゆでて薬味をたくさんつけて食す季節である。

昼には冷やし中華。オーディオ関係の電源数を確かめてから、電源タップ6個口を2個購入し、シェルフの組み立て開始。本来はふたりでないと組み立てられないのだが、一度作ったことがあるので、ひとりで始める。

・・・・やっぱりひとりではかなり困難。だいたい、帆立てを2本立ててそこに棚をはめ込むのだ。手が4本くらい要るぞ。

しかしだな、頭は使うものでどーにか組み立てられたのだ。うわははは。ところが、向きを変えようとしてできたばっかりのシェルフを持ち上げたら棚が外れて顔に激突。口の中を2ケ所も切って流血の惨事。まるで金網デスマッチから逃げ出してきたような状況になってしまった。

幸か不幸か、出血は口の中なので軽く止血して作業再開。レンチまで血まみれで、まあ気にしないことにして黙々と組み立ていく。それからオーディオの配線をいったんばらし、シェルフを所定の場所に移動し、いやその前に拭き掃除したりして、機器類を設置し、配線し、位置を微調整する。なんやかんやで2時間もかかってしまった。いまだに口の中は血だらけ。

しかも、棚のひとつにフックがひと組欠けていて組み立てが完成せず。

風呂を浴びてゆっくり口の中を見ると上唇が腫れ上がっている。下唇は外も中も切れているがこちらは軽傷。歯は折れていない。ちょっと打撲したけど。

気がつけばJリーグがもうキックオフの時間だが、一応サウンドチェック。左スピーカーから音が出なくてあせったが、アンプの入力系接続をやり直して復活。気にしていたスピーカーと棚の共振もなく、むしろ床に直置きしていたときよりも音の分離がクリアーになった。

さて、Jリーグは名古屋がアウェイのはずの東京スタジアムで圧勝。ヴェルディは引き立て役。前園も悪くなかったのだが、シュートは「決まって天国外して地獄」。運も味方にしないと。

それにしてもピクシーのためにあったゲームだった。あのGK前での正確無比なヒールパスからのウェズレイのフィニッシュ。ロングクロスからダイレクトで出す決定的なスルーパス(それもアウトサイドでだ)。

2002年、ストイコヴィッチがユーゴスラヴィアの代表監督として来日するようなことがあれば、すごい騒ぎだろうなあ。

なんやかんやで実はJ2完全的中、札幌と横浜のドローまで的中してふたつはずしの3等。今度こそ・・の期待も空しく740円だった。まあ、3週連続当選だからよしとするか。1億円への道は遠い。

「当たっても 当たっても 赤字ばっかり 夏のtoto」

(自由律です、ちなみに)

7月22日(日)

朝から無印良品に電話して、フックとネジをひと組取り置いてもらう。杓子定規に「不良品だから取り替えます」と言われると面倒だったが、話のわかる担当者で助かった。

音がよくなって部屋が広くなった(ティンクリックもシェルフの下に収納したのだ、かなりはみ出しているけど)ので、久しぶりに「指環」から「神々の黄昏」を聞く。ついでに風呂に入っても続けて聞く。ちょっと病膏々に入るかも。

午後から吉祥寺へ行って無印良品でフックとネジをピックアップし、急に聞きたくなったクラシックのCDをTowerRecordsで物色。ハイティンク指揮の「ダフニスとクロエ」や小澤・ボストン響の「ローマの松/祭り/噴水」やクーベリックによる「新世界」とか。

そう言えば、と思って探したらあったのだ、1990年の「プラハの春」のDVDが。クーベリックが亡命から42年後、ついに果たした祖国帰還。もはや誰もが聞けないと思っていたクーベリックとチェコフィルの「わが祖国」。しかも演奏会とドキュメントの2部構成。これは迷わず買いであろう。・・これについて書きはじめると非常に長いので、とりあえずここまで。なにしろ、私が小学生のとき、ドプチェクの「人間の顔をした社会主義」がソ連の戦車に蹂躙され、そのときプラハの人々は砲台の前に花を持って立ちはだかったのだ。あの映像はいまだによく覚えている。彼らは、まだあどけない顔をしたソ連の戦車兵に向かってずっと語りつづけていた・・。

久しく品切れしていたアイスノンを買っておく。iBook冷却用。帰宅してまたCD三昧。シェルフも無事完成したし、切れた口の傷もふさがってきたし。

新宿へ行ってTowerRecordsでFEEDのインストアライブを見てサイン会でサインをしてもらう。池田クンに笑われた。いいじゃん、ミーハーで。ちなみに新曲「Simple Story」も演奏してくれて、これもいい曲です。いちおう宣伝しておこうか。

FEED「9 songs」、POLYSTARから好評発売中。初回限定紙ジャケット仕様。Tower他では試聴盤に入ってます。それから、中野裕之監督の映画「StereoFuture」で「Find Me」が挿入曲として使われているそうです(未見)。

これくらい書けばいいかな。あ、もう少しサインを研究して練習するように>とくに池田あきふみクン。あのサインはちょっとさびしいぞ。

何が楽しくて飲むのかわからんが、またまた某所で飲んでしまう。

7月23日(月)

5時には眼が覚めた。で、風呂に入って昨日買ったデーヴ・グルーシンの20年以上前のアルバムを聞く(もちろんCDプレーヤーからFMトランスミッターで電波を飛ばして防滴ラジオで受信しているのだ)。実は、昨日はめでたくTowerのカードが満杯になり3000円サービスだったので、ついつい新宿でも何枚か買ったのであった。

昨日の会話の余波で、早朝から<松屋>でハンバーグカレーを食う(ほら、話しているうちに食べたくなったりするでしょ?)。しかし、カレーはともかくあのハンバーグはいただけない。

新聞買って喫茶店へ。そうだ、高校野球の夏の予選が始まっているのであった。それはいいのだが、この時期は地方支局(とくに朝日新聞)は高校野球ばっかりで紙面がいちじるしくつまらなくなるのを思い出した。しかも取材も文章も稚拙。他にやるべきことがあるだろうに。

自宅でiBookを打つ。アイスノンでの冷却はあえなく失敗。大きすぎて、iBookでの作業が困難。ただDVDを見るとかだけだったらいいかもしれないが。もうひとつ、あまりに冷え過ぎるため、回りの水蒸気を集めて濡れてしまうので精密機器には不適。まあ、熱暴走しそうな非常時用だな。

7月23日(月)

(承前)

せっかくアイスノンを冷やしたので、枕にして昼寝。しかし、慣れないことはするものではなく、首筋がこわばってしまった。

月齢が写真で見られるMULTI CALENDARをダウンロード。小ぶりなカレンダーなので重宝する。しかもフリーソフト。

暑さのせいか、アプリがしばしば落ちる。さすがに熱暴走の危険を感じて、システム終了して自然冷却。

近所のスーパーで、賞味期限切れ寸前で半額になったステーキ肉を買う。実は、牛肉はきちんとラップして冷蔵すれば1週間はラクにもつのだ。ということで、久々にステーキを食う。付け合わせににんじんとブロッコリー。うふふ。

7月24日(火)

妙に暑くて眼が覚めた。昨日のアイスノンの後遺症だろうか? と思ったが、実際には今年の最高気温だったらしい。朝の4時に起きて水シャワーを浴びる。

朝食を食べてまたシャワー。外出するのが恐ろしいほどの日照なので、おとなしく読書。しかし、じっとしていても汗ばむ。この夏、いまだにこんなに暑い日はなかったぞ。

ふと温度計を見れば「34度」。室内で、だ。ひいいいい。

それでもエアコンは使わず、冷凍庫の氷をバットに載せて室内へ。こいつの気化熱で少しでも冷やそうという魂胆なのだが。

結局、わざわざお風呂をわかして、ぬるめの半身浴で汗を流すことにする。スタンリー・クラーク・プロジェクトを聞きながら約1時間。

夕方にはいまにも雷雨がきそうな雲が空を覆ったので、やや過ごしやすくなる。やっぱり、こういう自然の息というか感覚をそのまま受け止めて生きる方がカラダにもココロにもいいような気がする。

夜、某所と某所を徘徊。ニューヨークから一時帰国中のオオタ君に会えたので、さんざんからかっていたら朝になってしまった。

7月25日(水)

珍しく夜ふかしをして、しかも二日酔い。なのでそういうときにはぬるめのお湯につかる。ふううう。

午後、さあ出かけようと近所の定食屋で新聞を読んでいたら、雷雨。まあいいか、と新宿へ出かけたらいわゆる滝のような豪雨になっていた。アホだ。

そういうことなら、と駅構内のルミネ2に入り、青山ブックセンターとか無印良品を冷やかす。小降りになったころを見計らってHANDSへ行き、防振ゴムとかカメラ用防水パックとか200円のドラセナとかを買う。

雨上がりの街を新宿3丁目方向へ歩いていたら、新しいVirgin Megastoreがあったので入ってみる。相変わらずWorld Musicの品揃えが頼りない。が、3階のコーナーに座って試聴できるスペースがあるのはなかなかよい。交差点を見下ろす景色も悪くない。ただ、「ヒーリング」というジャンル名はどーも気に入らないのだが。

さて、ようやく本日のメインの目的、「Stereo Future」へ。このあいだ、「未見」と書いたので、どーも気になってしまったのだ。

7月26日(木)

朝から焼肉なんか食っている。

我が家の植物はポトス、バンブー、ドラセナとちゃんと緑を保っている。ただ、ポトスが全然成長しないのが腑に落ちないが。

iBookに、外出時に電力をセーブするための設定を作る。で、試しに近所の喫茶店へ。AirMacを停止するだけでも、かなり持続時間が伸びるようだ(少なくとも表示は)。はじめて「5:10」(あと5時間10分)という表示が出現したし。

7月26日(木)

(承前)

結局、私のiBookは3時間45分で画面が暗くなった。けっこうCPUパワーを使う作業もしていたし、輝度調整もしていないから、まあこんなものか。

帰宅して映画評も含めてアップロード。そのうち、古いリンクがあるのに気がつき、3年半分を修正。はあはあ。

根を詰めて作業したら背中が痛んだので、ベッドに横になったらあっという間にまどろんだ。なにか変な夢を見たような気がする。そういえば夢を見た、という記憶自体が久しぶりだ。

非常に涼しい、というより寒いくらいである。どーも体が熱帯体質になっているかもしれない。

AppleからPowerBook G3の交換ACアダプタの配達票が来ていた。一応、古いACアダプタと交換なので、不在だと置いていってくれないのだ。悩んだ末、来週月曜日の配達にしてもらう。

夕食は塩サバの酒蒸しニンニク風味、野菜スープ。

高校野球ばっかりで新聞がつまらない、と言っておきながら恐縮だが、私の母校がまだ勝ち続けていて、ついにベスト4までいった。そういうこともあるかあ。ちなみに3試合勝てばベスト4なんだが。

しかし、準決勝は本命(毎年のことだが)と当たる。まあ、ダメかもしれない。そーいえば、私は野球部のエースと3年生のときに同じクラスになったのだが、コイツは長身からの速球派といえば聞こえはいいが、典型的なノーコンでしかもノミの心臓だった。初戦で死球を当ててから大崩れ。3年最後の夏はあっという間に終わっちまいやがった。

さらに思い出した。実は、私が卒業してから母校の投手が一度ノーヒット・ノーラン(ただしコールドゲーム)を達成したことがあるのだが、なんと選手は誰ひとりとして気づいていなかった。四死球とエラーで毎回ピンチの連続だったため、そんな記録が続いていたとは思わなかったんだそうだ。さもありなん。なにしろ、冬は積雪で練習ができないから、という理由でずーっと打撃練習しかしないチームだったからなあ。

7月27日(金)

今朝も引き続き涼しい朝。ということで外出したら、ひなたはけっこう暑かった。我が家は少なくとも夏はきちんと断熱されているらしい。まあ、3階建ての1階だからなあ。

珍しく通勤ラッシュ時間帯に近所の喫茶店へ行ったら、カウンターに長蛇の列が出来ていた。あまりのことに店内を通り抜けて別の店へ行く。

AliasMenuから未登録と指摘される。ちゃんとシェアウェア・フィーは払っているので、コントロールパネルから登録。忘れてたかなあ、登録作業。ううむ。

日比谷で「マンボ! マンボ! マンボ!」。ブラジルサッカーはサンバではないのか? と思ったら映画のなかではそうだった。ただ、原題が韻を踏むために"Mad about Manbo"なのであった。

久しぶりに秋葉原へ。何も買わずに脱出。実はiBookほか一式を担いでいるので、さすがに歩くのは2時間が限度。

横浜へ行って、姪と甥をからかう。なぜかゴーヤなしのチャンプルーを作る。

7月28日(土)

結局、駅まで行ってグレ電から接続。姉の家はISDNなので、モデムでは接続できない。TAからEthernetで回線もらおうと思ったらシリアル接続だった。あああ。PHSからはカードスロット接続なのでiBookでは使えない。USB接続用に買おうと思っているサン電子のSlipper Uは、新しいものが8月4日に発売のなのでそれを待っているし。結局、駅まで行ってグレ電から接続。

そういうわけで久しぶりに公衆電話からつないだ。こういうことが気軽にできる日本というのはいい国だ。

母校はやっぱり準決勝で敗退。

甥がやっているFinal Fantsy Xをついつい見てしまう。とにかくムービー画面のCGの質感は圧倒的。とにかく表情がリアル。ここまで来るとアニメというジャンルではない。

姉と老母と、横浜の大塚家具へ行って家具の好みをチェック。どーせ、シンプルなデザインでオーダーメードするつもりなので、高さとか材質をメインに見て行く。あ、イームズチェアだ。あ、ル・コルビュジェだ。あ、マルセル・ブロイヤーだ。あ、マッキントッシュだ。というわけで、私の方が名作と言われる椅子に座っては喜んでいた。

昼にはマグロ専門という鮨屋で御馳走になる。老母はなぜか財布とは別に現金をビニール袋に入れている。しかし、それを同じ手提げ袋に入れていては防犯にはならんだろう。しかも、ビニールでは中身丸見えじゃん。

帰りにまた秋葉原に寄ろうかとも思ったが、なぜか疲労が激しくてまっすぐに帰宅。風呂入って洗濯してベッドに横になった。・・眼が覚めたら夜の11時だった。

今日気づいたこと:<はつね>が土曜日に営業してる!

7月29日(日)

朝からステーキを食って、投票へ行く。いままですべての選挙に投票して棄権なし、旅行の時でも不在者投票してきた私である。ただ問題は、私が投票して当選した人が皆無に近い、ということだ。こういう場合にもマイナーが好きらしい。

午前中は近所の喫茶店へ。・・ようやく、2000年の映画評をすべて書く。ふうう。それにしても、書いているうちに「ああだった、こうだった」と思い出すものである。しかも、「あれ、あの映画も観たはずだ?」と1999年の書きもれまで思い出してしまった。いやはや。

となりの女子大生らしいふたりは大声で試験勉強。「コルゲン・ハーバース」ではなくって「ユルゲン・ハーバーマス」ですよ。それよりなにより、キミたちは耳が悪いのか? あるいは大声コンテストに備えて練習しているのか? で、声を出さないと勉強できないのか? しかも言ってることがハチャメチャだぞ。

夜から開票速報を各テレビ局ザッピング。意外だったのは投票率が前回よりさらに低かったこと。出口調査でほぼ大勢はわかった、ということで某所で飲む。酔って帰って寝る。

7月30日(月)

6時過ぎには起きて選挙結果の確定を・・まだ確定していない。だから、非拘束名簿方式なんてナンセンスなことをやってはいけないのだ。だいたい、200人以上の候補者から名前書け、というのは無茶である。そして、候補者にとっては名前を書いてもらわないと、政党名では自分の当選が危ういのだ。

どーせなら、インターネットで投票するとかはどーだ? 投票会場に端末をおいてもいいし。いまどき、用紙に鉛筆で書くなんて。

「この指とまれ!」で母校の高校に登録する。ただの出来心だが、圧倒的に年齢が低い。なにしろ、校舎が移転したのが10年以上前らしく、つい最近新しい講堂が出来たのを知っているか? という点で世代が分かれているのだが、私は校舎移転以前の講堂も柔道場も剣道場も弓道場もその他に体育館もあった頃の世代なんである。あ〜あ。

DVDでクーベリックとチェコフィルの「わが祖国」を見る/聴く。とくに第2部の、リハーサルと記録映像とインタビューによる構成は涙もの。見ている途中、PB G3用のACアダプタがようやく着いた。運送屋さんが部屋に来る前に急いで顔を洗ったのだ、なにしろ滂沱の涙だったもので。

午後、いつもの喫茶店へ行ったらメチャ混み。ひとつだけ開いていたテーブルで8月に見る映画の仮リストを作る。

春休みに行ったバリ旅行の写真アルバムをHTMLで組む。テキトーにキャプションを入れていくが、わずか5,6日分なのにけっこうな手間と時間がかかる。どーせ姪に渡すものなので手抜きしているんだが。

結局、夜までかかった。

7月31日(火)

早朝、LAN経由でCD-Rに焼こうとしたらファイル共有が不調。なので、USB/FireWireのHDDにいったんバックアップをとってデータ移行することに。それ以前に、CD-Rのマニュアルを読み返す必要があるぞ。

医者に行って、薬をもらって、いつもの喫茶店でCD-Rの勉強。だんだん思い出してきた。

家で自分のサイトを読み返していて、とんでもない誤記に気づく。どうしてボー・デレクをデボラ・ボーなんて書いたのだろう? デボラ・ウィンガーと混同したのだろうか? 自分のことながら、不可解。

フリーマントル『ユーロマフィア』読了。はなはだしく読みにくい訳文で難渋した。一瞬、機械翻訳かと思ったくらいだ。雑誌掲載、単行本、文庫と経てきているのに、誰もこの日本語(らしき文章)に疑問を呈さなかったのか? 

夕方、某社へ行ってweb site関連のご相談に乗る。仕事ではないのだが、終わって寿司なんぞご馳走になる。


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