不思議なビールの国ベルギー

 96年の秋、私は念願のベルギー旅行に行ってきました。
 オランダにも少し行きましたので、ベルギーを旅したのは合計5日間です。

 自家醸造家の皆さんやビール好きの皆さんであれば、ベルギーは一度は行ってみたいと思われる国ではないかと思います。私もそういった一人でした。
 Kreik(クリーク:サクランボビール)に代表されるフルーツビールやトラピストビール・レッドビール・ホワイトビールなど、日本人の一般的感覚からすれば、こんなものがビールなのと云われてしまうような変わり種ビールが数多く存在するところ。そんな不思議なビールの国ベルギーを旅してみました。

 私が訪ねた街は、首都ブリュッセルと中世以来ビールと大学で有名な街ルーベンの2つです。ベルギービールに関する色々な情報収集をしましたが、その中から醸造所2つとレストラン1つカフェ3つを訪れた際の感想を皆さんにご紹介したいと思います。

 今回のレポートは、いかにビールや酒を自らの手で作るかという技術の点ではあまり参考にはならないかもしれませんが、どんな味・どんな風味のビールが、どのような場所でいかに醸造され、楽しまれているかを知ったことは、私の自家醸造生活にとってより高い目標を与えてくれる経験でした(私はベルギーから帰国して以来、毎日飲む自作ビールの味に大いに不満を持つようになりました)。このレポートが皆さんの自家醸造生活の何らかの参考になれば幸いです。

**ブリュッセル編**
 Cantillon(カンティヨン)醸造所とグーズ博物館

 レストラン T Kelderte

 カフェ A La Becasse

 カフェ Falstuff

 カフェ Taverne Cirio


**ルーベン編**

 ドムス醸造所と直営ブルーパブ

Morio Murakami Presents 17/Aug/1997
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