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ドキュソにも出来る! お勧め英語学習法

 ドキュソは復習しない
 ドキュソは計画ばかり立てる
 ドキュソは次の本のことばかり考えてる
 ドキュソはレベルが2段上の本を買う
 ドキュソは英英辞書にあこがれる
 ドキュソは日本語解説を覚えて英文は覚えない
 これがドキュソの英語学習の問題点だ。


 ググルで見つけて来てみたが…なんだココ
 とんでもねークソサイトじゃねーか。
 当たり前の事を偉そうに書いてんじゃねーよ。
 オマエがドキュソだろ?

ドキュソの意味は2典Plusでも見てもらうとして、ここでは英語が苦手な人、学生時代英語が苦手だった人 を指しています。

学生時代、試験の時は単語練習と授業の時配られたプリントを覚える位しか出来ず、そのため赤点までは行かないもののギリギリの点数だった。
TOEICは200点台、色々やったのに英語が上達しない、出来るようにならない。
どうすれば英語が出来るようになるんだろう?

こんな感じの未だマシな方のドキュソを対象にしている。
真性はそもそもこんなサイトは見てないだろうから言うまでも無いが、自力でTOEIC400点台に行ってる香具師にとっては当たり前の事しか書いてないマジクソサイトだ。

ココがクソサイトなのは分かってるから一々突っ込むな。
世の中には藻前以下のドキュソがイパーイいるんだよYo!
ココはドキュソの泥沼から這い出す為のお助けサイトだ、ドキュソの泥沼から抜け出した香具師には必要無い。

ドキュソにも出来る学習方法

  これ見て「なるほどなるほど」なんて納得するな
こんな事が出来る位なら
今ごろこんなクソサイト見てねーよっ!

ってのに、いい加減気付けよ。

こういう事を言うのは学生時代にこの手のストイックな努力を達成できたドキュソとは対極にある香具師らだ。
ドキュソにはこんな事は出来ない。
ドキュソだから出来ないのか出来ないからドキュソなのか…
いずれにせよ、こんな事は過去に何度もやってみただろ?
そして3日もたたずにやめてしまっただろ?
藻前にこんな事が出来ないのは良く分かっている筈だ。

自分がドキュソだと自覚した上で実現可能な方法を考えろ。
丸暗記なんて無理だ、そんな事が出来るくらいなら今ごろこんなクソサイト見てねーだろ?

鉢巻絞めて集中的にガンバルゾー!ってのはドキュソには無理だ。
そんなもんは続いてもせいぜい3日だし、3日で出来る事なんてたかが知れてるから頑張っても効果がサッパリ出ない。
そもそも3日程度で効果が出る訳が無いと言うのは置いといて、効果が感じられないから続けられないと言う素晴らしい因果関係が成り立ってしまう。
ドキュソは時間を掛けてゆっくりやるしかないのだが、毎日コツコツ続けられる位なら今ごろこんなクソサイト見てねーよってのが問題な訳だ。
だが、ガンバルゾー!ってやるよりコツコツやる方が現実味があるだろ?

定説では日本語ネイティブが英語を習得するには2400~2700時間の学習が必要って事になってる。
※英語が難しいからではなく、英語と日本語では言語学的な距離が遠いから。
 逆に英語ネイティブが日本語を習得する場合にも同程度の時間が掛かる。
 日本語ネイティブがハングルを学習する場合とか、英語ネイティブがイタリア語を習得する場合など、言語学的に近い距離にある言語だと数百時間で習得可能と言われている。


2400時間ってのは毎日2時間勉強しても3年掛かる。
漏れは中学でも3年勉強したぞ!と思った藻前、それは気のせいだ。
中学の3年間の授業時間は2490単位、1年=24週で計算されている。
通常、英語は週4回だから3年間で288時間しか無い。真面目にやれば一ヶ月で出来てしまう量でしかない。
しかも、この288時間には居眠りしてたりマンガ読んでた時間も加算されている。
家でも勉強した!と思った藻前!もし、毎日2時間英語を勉強していたら今ごろこんなクソサイト見てねーだろ?
ドキュソには毎日2時間は無理だ。

実現出来そうなレベルで毎日1時間、6年計画でやってみるってのはどうだ?
これでも未だハードルは高いが、2400時間で到達するのはいわゆる英語ペラペラレベルだから到達レベルをカタコト位に落とせば多少サボっても何とかなりそうな気がするだろ?

続ける学習

勉強ってのを、受験勉強のような鉢巻絞めて机に向かって集中してやるような事を考えてるなら、毎日1時間で6年計画は無理だ。
考えるまでも無くそんな事は不可能だ。そんな事が出来る位なら今ごろこんなクソサイト見てねーだろ?
どんな学習方法があるのかは後で説明するが、どんな学習法でも結局続けられないのがドキュソの最大の問題点な訳だ。
どんな学習方法でもたとえ効率が悪くても続ければいずれ(数年掛かるかもしれんが)学習効果が出てくるもんだが続けることが出来ないのがドキュソの特徴だからどうしようも無い。
正直、英語なんて勉強を続けることさえ出来れば誰でも一定レベルまでは到達できる、挫折するプロセスから脱出できるかどうかに全てが掛かっている。

挫折するプロセスから脱出するのに一番大切なのは目的とその結果をしっかりイメージ出来るかどうかだ。
動機付けが曖昧だとさぼり心にブレーキを掛けるのは不可能だ。

・何の為に英語を学習するのか
 行きもしない海外旅行でしゃべれた方が良いとか、読みもしないペーパーバックを読むためとかなんていう現実味の無い目的はダメ。
 もっとハッキリした○○をしたい、そのためには英語がどうしても必要!な目的を見つけろ。
 そして、英語が出来るように成った自分が何をしているのかをイメージしろ。
 はっきりした目的が思い浮かばない喪前は、そもそも英語を必要としていない。挫折することが分かりきってるんだから英語より他に何か有意義なことに時間を使ったほうが良いと思う。
 テストで良い点数取りたいとかTOEICで600点必要とか目的さえ達成出来れば英語は出来なくても問題無いような目的もダメだ。
 テストが終わった瞬間にテキストを放り出して二度と見ない自分がイメージできてしまうだろ? 辛い事を我慢して続けられるような香具師なら今ごろこんなクソサイト見てねーだろ?

 ちなみに漏れの原動力は”日本語版より1年早く販売されてしかも日本語版の半額以下で買える英語版ソフトを楽々使いこなしたい、海外サイトにはいぱーいころがってる情報を楽々読めるようになりたい”です。

 目的がはっきりしていれば学習の道のりもはっきりしてくる。
 英会話が目的な喪前、会話パターンを丸暗記することには意味が無いぞ。
 実際に英会話が必要な場面(←道に迷った、車をぶつけた、バスが来ない、反対方向の列車に乗っちまったとか大抵はトラぶったときだな)では会話パターンなんてほとんど役に立たない。
 相手は練習通りの受け答えなんかしてくれないぞ。
 こっちの言いたい事はブロークンでも通じるが相手が何を言ってるのか聞き取れなければ話にならんだろ。
 相手が何を言っているのか聞き取るためには文法、構文、語彙、リスニングの全てが必要になるぞ。
 ※「こんなに食べられないから半分の量にして料金まけてくれ!」見たいな立場が互角ではない(客の方が偉いに決まっている)会話でなら充分役立つけどな。

・学習成果を確認する
 定期的にTOEICを受けるのが一番良いと思う。
 漏れはIPテストを受けられるので半年毎に受けている。
 ※費用を会社が負担してくれるので自己負担は1回千円と公開テストに比べると超お手軽
 何となく学習するのではなく半年間の学習目標(文法強化とかボキャブラリ強化とかリーディング速度向上とか)を定めてピンポイントで学習してその効果の確認に利用するのが良いかと。
 TOEIC対策本(抽象的な表現は正解にならないとかwhyで始まる疑問にBecauseで答える表現は正解でない場合が多いとか、進行形が正解になる確率が高いとかその手のウラ技的なテクニック本)は絶対に見ないほうが良い。
 学習成果を計る為の手段としてのTOEICが台無しになってしまう。
 ※ついでにこの手のウラ技が通用するのはせいぜい600点までで、600点以下の人が+50程度スコアを上げることは出来ますが、それ以上は無理です。

ドキュソの学習教材

時間が無いってのはドキュソの言い訳だが、連続した1時間は無理でも朝15分、昼休みに15分、夜30分とか
通勤時間、お風呂に入っている時間、布団に入ってから寝入るまでとか細切れの時間をつなぎ合わせれば1時間位は楽に作り出せるだろ。
調子の良い日も悪い日もある、気の乗らない日もあるしやる気バリバリな日もある。
調子の良い日は3時間位やって、調子の悪い日は15分位で切り上げるのでも良いと思う。(気の乗らない日でも何もしないのは回避汁)
その為に複数の教材を用意しておくと良い。
しっかりお勉強する用教材、電車の中で使う用教材、細切れにの時間に使える教材、気の乗らないとき用楽な教材などなど。

しっかりお勉強する用 英文法の教科書(問題付き)
電車の中用 音声教材(NHKラジオ英語講座、CNN、AFN、VOA、朗読CD、ドラマCDなど)
軽く読める英文法のコラム(「日本人の英語はなぜ間違うのか?」や「アメリカ人なら 小学生でも解ける英語クイズ」)
細切れ時間用 中学 標準問題集 英語長文」のような問題集
気分が乗らない時用 NHKラジオ英語講座など受身で集中して無くてもやった気になれる教材
ゲームで学ぶ英単語【英語物語】」のような勉強感の少ない物

※NHKラジオ講座は一ヶ月撮り貯めてから、もしくはCDも一緒に買ってやると良い。
 月火、水木、金土が同じ内容なので週に3回聴けば良いのだが、兎に角ドキュソは続ける事が出来ない。
 2~3週間中断しても何時でも再開出来る環境を作っておかないと、聞き逃した・撮り逃した時にヤーメタ!に成る。
 気が向いたときに聴く、暇なときに聴く、ボチボチ聴くのでも効果のある優れものの教材だから気張らず楽にやれ。


一番良い教材が何なのか分からないから良い教材が見つかったらやろうと思うんだ。
ってのもドキュソお決まりの言い訳だな。

なんかさ、もっと効率的で分かりやすい良い教材があるような気がすんだよね。
マジックリスニングってどーよ?
ちょっと高いけどさ、聞くだけでリスニングが出来るようになるなら凄くない?
みたいな。

オマエが欲しいのは良い教材じゃなくて楽な教材だろ?
そんな美味しい教材は無い!
ちょっと考えればドキュソなオマエでも分かるだろ?

世の中には、ナバウサギとかThe オッス!とかイーモンとか英会話教室が乱立し、マジニリニングとか555とか何とか式とか絶対するなとか独自の学習法が山ほど存在してるじゃないか?
なぜ山ほど存在するのか考えてみろ。
どれも大差が無くて他を圧倒できないから乱立するんだろ?
本当に決定的に「効果のある」学習教材(学習方法)が登場したらアッ!と言う間に英語学習市場を席巻するだろ?
そうなってないって事はどの学習方法も大差ないって事だ。
※突出して良い学習教材(学習方法)は無いが、ダメな学習教材(学習方法)はある。
 ダメなのはすぐに消えるが、ダメな事が知れ渡ってないのが残っていることもある。
 昔からあるオーソドックスな学習教材(学習方法)が一番無難だぞ


人によって合う・合わないはあるが、どの学習教材(学習方法)が藻前に合っているのかは藻前にしか分からない。
しかも、試してみた後で無ければ合っているか・合っていないか分からない。
だからグダグダ言わずに兎に角手持ちの教材を使え。
猛烈な拒否反応が無ければ取りあえずソレで良いよ。効果はどの教材でも大差ない

楽な教材は無いが自分のレベルに合った教材と言うのはある。
ドキュソは自分の実力を過大評価する。そして自分の実力よりレベルが2段上の本を買う。そして挫折する。
TOEIC公式サイトのスコアとレベルの相関関係をじっくり見て味噌。
470点のラインでは「基本的な文法は身についており、ともかく自分の意思を伝える語彙を持っている」と成っている。
このラインは中学英語を完全にマスターしていれば比較的楽に突破できる。
200点、300点台のスコアの香具師は中学レベルの文法が完全には理解できていないと思われる。(さもなければ語彙が決定的に足りない)
基本をやり直すには80%は理解しているを100%完全に理解しているに変えなければダメだ。
その為には1段階低い(ドキュソの主観で3段低いと感じる)レベルの本から初めて、既に分かっている(と思っている)事も再確認しながら進めるのが良い。

TOEIC公式サイトのスコアとレベルの相関関係は英語の運用能力を端的に表していると思う。
文面をよく読めばスコアを取るためにどんな状態に成っていなければならないのかが分かる。

文法、語彙、トレーニング(リーディング、リスニング、ディクティエーション等)を交互に段階を追ってレベルを上げていかないと、いきなりレベルの高い教材を使っても理解出来ない事の方が多くて嫌になってしまう。

まずは基本的な(中学レベルの)文法をおさらいするのが先決、それから単語・イデオム、平行してリーディング、リスニングに進むと良い。
文法を理解してある程度の語彙が無いとリーディングは難しいし、リスニングも意味が取れない。
また、文法と語彙だけでは用法やニアンスの理解が難しい。リーディング、リスニングで文法や単語がどういう風に使われるのかを実感すると理解しやすい。

ドキュソの英語

言うまでも無く、英語と日本語は違う言語です。

日本語はてにをはによって主語と目的語・補語を区別します。
そのため文節が入れ替わってもニアンスが変わるだけで意味は変わりません。
「彼女 壁に掛かった絵 見ていた。」
「壁に掛かった絵 彼女 見ていた。」
「彼女 見ていた 壁に掛かった絵。」

てにをはが入れ替わると意味が通じなくなります。
「彼女 壁に掛かった絵 見ていた。」

英語にはてにをはに相当する物がありません。
英語では主語と目的語・補語を単語の出現順序で識別します。
She looks at the picture on the wall.
英語は必ずこの語順になり、語順が入れ替えあることはありえません。
ですので、主語と目的語・補語を見分けるために動詞が重要な働きをします。
英語は必ず 主語 動詞 目的語(補語) の順番に単語が並びます。
動詞の前にあるのが主語、動詞の後ろにあるのが目的語や補語です。(目的語か補語かは動詞によって決まる。)
順番で日本語のてにをはに相当する部分を表現しているので絶対に順番を変える事が出来ません。
もし変えると日本語でてにをはを入れ替えた場合のように意味が通じなくなってしまいます。
ですから、英語では主語を省略する事が出来ません、そして1文には動詞が必ず1個だけ入ります。

英文法はこの前提を踏まえた上で、目的語が二つある場合とか、目的語と補語がある場合とかもっと細かく描写する場合に(「赤い服を着た 彼女は 白い壁に掛かったモネの絵を 飽きることなく見続けていた。」とか)どう表現するのかといったような事を学びます。

ドキュソは英単語に対応する日本語を並べて「彼女 見る その絵 壁の上に」以降は英語は忘れて日本語で考える。
えーと、英語は語順が逆になるから「彼女 壁の上に その絵 見る」だろ。
で、日本語として意味が通るようにてにをはを付けて「彼女は壁の上の絵を見る」かな?

なんて事をやってます。
英語で考えていないので、こんな事をどれだけ続けても英語が分かるようにはなりません。

英単語を意味の近い日本語に置き換えて、意味を推理しているだけで英文を理解しようとはしていないからです。
英語と日本語は違う言語ですから日本語には無い概念や日本語では区別できないニアンスの違いが存在します。
英文法を英語を日本語に置き換えるための暗号解読術だと思っているうちはドキュソの泥沼から抜け出すことは不可能です。


 She is looking at the picture on the wall.
 の文章から ←の情景が思い浮かべば良い。
 英語を理解するには英文から情景を思い浮かべることが出来れば良く、日本語に変換する必要は無い。
 必要なら思い浮かんだ情景を日本語で説明すればよい。
 ※英語が出来る人は「意味は分かるけど日本語でなんて言えばよいのか分からない」って言い方をする事があるだろ?

 She is looking at the picture on the wall.
 を一語ずつ日本語に置き換えて「彼女は壁に掛かった絵を見ている。」と日本語に変換してから情景を思い浮かべるのは「熟練の暗号解読術で…。」みたいな物で全く英語を理解しようとしていないのに等しい。

英語を英語のまま理解するのがドキュソの泥沼から抜け出す第一歩です。

ドキュソからの脱出

  ドキュソが一番避けなければいけないのは、数限りない参考書の前書きに洗脳される事。
曰く「あなたの勉強法は間違っている!!」「あなたの英語学習は全く無駄だった!!」
続いて出るのが「この本の学習法は今まで誰も考えなかった画期的な学習法だ!!」「この方法でなければ 日本人は英語を理解出来ない!!」

なんでもいいんだが、まずはっきり自分に言い聞かせないといけないのは「多少効率が悪かったかもしれないけど、とにかく英語を勉強してきたなら、学んだ事はちゃんと頭に入っている」って事。

勉強に一番大切なモチベーションや自信をなくさせるような事を書いている本は根本から教育理論を理解していない馬鹿本 だと思っていい。
なんでもいいからとにかく一日一回は英語に接していればそのうちなんとかなるもんだよ。
  挫折する最大の原因は「奮起してやったのに覚えてない!」という絶望感につきると思う。
教材が自分に向いてないんだと思い、新しい教材へ移る、そして同じように挫折する。
それに対する答えは、”復習”。つまり昨日と同じところを読む、音読する、聴く。
そして1週間以内にまた復習。一度で覚えられるのは天才だけ。

ドキュソ脱出マップ

ドキュソを脱出して「○○をやるのが一番」と言っている奴が大勢いるはずだ。
※しかも○○は人によって言うことが違う。
言っている奴らは英語学習の試行錯誤の中で「なぜ○○が一番なのか?」に思い至る《気づき》が有ったはずだ。
大切なのはこの《気づき》を経験することで、これ無しで「○○をやるのが一番」だけを信じても練習のための練習に終始する体育会系筋肉バカと同じで進歩しない。

何が《気づき》をもたらすのかは人それぞれだと思うが俺にとってソレは「ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本」(以下BFC)だった。
それまでボンヤリと日本語に当てはめて分かったような気になっていた英文の構造をイメージとして理解するきっかけになった。
※俺にとっては素晴らしいキッカケになったが、お前が英文法を理解するキッカケになるかどうかは分からない。
「BFCの英文はDQNには難しい。」と言う奴もいるが、そんなのは当たり前だ。
BFCの英文が楽々読めるのならBFCは必要ない。
英文の後のイラストによる解説と英文を解説のイメージに分解した補助つき2ラウンド目を通して「あっ、このレベルなら補助無しでも読めるかも?」と言う自信と経験を持ってもう一度読み直す為にある学習の到達点だからだ。
BFCでちょっと自信を付けてBFCレベルの本を読み続けると「文法を勉強すればもっと読めるようになるんじゃないかな?」と《気づいて》文法の学習する。
更に進んで「あまり複雑な文法はそれほど出てこないな、それより単語を覚えるともっとスラスラ読めるんじゃないかな?」と《気づいて》ボキャビルを始める。
そして此処で「文法はそれほど必要ない、それよりもボキャビルの方が重要だ!」とか言う訳だ。
それを真にうけてボキャビルだけやってても多分、英語が出来るようにはならんよ。

結局の所、人それぞれなのだから自分のレベルに合った教材で学習を続けるしかない。
と言われても何を学習すれば良いのか分からないのがドキュソの問題点だ。
なんとなく文法を勉強してみたり、それとなく単語を覚えてみたり、思いつきでヒアリングしてみたり…になってしまう。
明確な指針を持って効果を確認しながらでなければ学習を続けることは難しい。

外国語(英語に限定しない)を習得するメカニズム、どうすれば効率的に外国語を習得することが出来るのかが科学的に研究されている。
怪しげな「周波数がうんぬん」とか「長年の経験よる」とかではなくて、比較実験と追跡調査による検証を行なっている。
Amazon第二言語習得あるいは第2言語習得で検索すると、この分野の研究成果を一般向けに分かりやすく解説した本が見つかる。
英語習得の「常識」「非常識」』や『外国語学習に成功する人、しない人』等がそうだ。
タイトルにはドキュソ心を煽る単語が並んでいるが、内容は前述したように、外国語習得メカニズムの研究結果を分かりやすく説明しているだけでこうすれば英語がマスター出来る!なんて事は書いてない。
一般論ではあるが一読しておくと効果のある(事が実証されている)学習方法と、根拠のない思い込み(と考えられている事)を見分ける事が出来る。
こういうのを一冊読んで置けば胡散臭い教材に気を取られることは無くなるだろう。

指針がサッパリ立てられない人は、↓の道程をお勧めします。

Step.1
 『Pass単熟語 5級
 『Pass単熟語 4級
 程度の基本的な単語を覚える。
 これ位は覚えてないと文法学習の例文すら読めない。

Step.2
 基本的な構文をマスターする。
 『ビッグ・ファット・キャットの世界一簡単な英語の本
 『五文型の底力―ここから始まる英語理解への5つ道具
 位のレベルで良いと思う。

Step.3
 構文理解の為に《入力》
 構文が簡単で語彙制限のある本をサクサクっと読む。
 『ビック・ファット・キャットとマスタードパイ

Step.4
 構文理解の為に《入力》
 リスニングでは後ろから訳す…なんて事は出来ませんから英語の語順で英文を理解する訓練になります。
 最初は発音が綺麗でスピードの遅いシャドーイング用の教材。
 次に音の変化、脱落を解説したリスニング入門用教材でリスニングに慣れるの。
 『英会話・ぜったい・音読
 『LaLaLa♪English (1) メロディと愉快な仲間たち

Step.5
 構文が概ね理解出来たら時制とか完了形とか関係代名詞、不定詞等のこう少し踏み込んだ文法を学習。
 『くもんの中学英文法 中学1~3年
 『英文法のトリセツ -じっくり基礎編-
 『英文法をこわす

Step.6
 必要最低限の単語を覚える。
 DUOの例文が適切か?と言うのは有るけど効率的ではあると思う。
 『デュオ・セレクト CD
 ※年を取るにしたがって英単語=日本語訳で覚えるよりもシチュエーションを伴った例文の方が覚えやすくなるらしい。