自転車で行こう

ブルベの装備 ~ライト編~

夜を徹して走るブルベでは大体18時~5時位まではライトが必要になります。
※6~7月だと夜が短くて19時~4時位で済んだりしますが。
2ナイトオーバー(夜を2回越えるブルベ)は夜スタートの600Kmか1000Km以上のブルベでしかないので、余り考えなくても良いですから一晩を越えられる装備であれば大体間に合います。

ブルベ用のライトに求められる要件は
(1) 明るさ
  ブルベで走るコースは街中とは違います、日が落ちてから麦草峠(標高2120m)に辿り着き夜の闇の中でダウンヒルとか…
  街中で使う「ライト?付いてますよ?」みたいなエクスキューズの為の小さなライトでは全く役にたちません。

(2) 配光(照射範囲)
  ただ明るいだけでは不十分で照射範囲が十分に広い事が必要です。
  どんなに明るくても正面の狭い範囲をピンポイントにしか照らせないのではコーナーに入る時に前が見えなくて怖いのです。
  ヘルメットにライトをつけて視線の方向を照らす工夫をする人もいますが、それにしても広範囲を照らせるに越したことはありません。

(3) ランタム
  季節によって違いますが、18時~4時頃までの10時間程度はライトを付けている必要があります。
  600Km以上のブルベではゴールまでに2度目の日没を迎えることもあります。

(4) 防水性
  大抵の自転車用ライトは防水を謡っていますが、実際問題として長時間(12時間とか)雨の中で使用することは考えられていないと思われます。
  600Kmブルベ(実走行時間は20時間くらい)の間、ずーっと雨な事もありますので防水性能は重要な問題です。
  ※「奴が来ると必ず雨」と言われた強力なシャーマン(雨男)が担当のブルベとか... (゛・ω・`) きっと降る

  雨中での使用による直接的な水没の他に、電池交換時に雨水が入り込む事で起こる水没もありますので防水性能だけでなく雨中での取り扱いにも注意が必要です。

(5) ランタイム
  現在は充電式のバッテリータイプが主流です。
  容量と電流量の関係でバッテリータイプにした方が有利だからです。
  使用可能時間は最大光量時で2時間、通常使用で5時間位が平均的です。
  大容量のバッテリーを搭載搭載して15時間程度使用可能な製品も登場しています。
  個人的には、トラブルにそなえて乾電池で運用可能なライトも一個は付けた方が良いと思います。

ライトの流行と現在(2019年)のお勧め

  ブルベ業界(?)も割と狭いので「これは良い!」となると爆発的に広まりますのでライトにも流行があります。
  PBPに参加する人や100Km、1200Kmを頻繁に走る人だとハブダイナモを使用するケースが多いようです。
  ※10万円近くかかるので、なかなか手が出ません。

  最近ではCATEYE VOLT400 / VOLT800 が人気です。
   VOLT1700 を使用する方もチラホラ見えます。

  VOLT以前は CATEYE HL5400 が人気でした、乾電池での運用ができますので今でも使用している人は割りと見かけます。