FAFで聞かれているシベリウスの演奏はこれだ!

♪シベリウス交響曲第5番のCDも、エロイカほどではないにせよ、多くの演奏が出ているようですね〜。例によって団員の方に、どんな演奏を聞いているのか教えてもらいました。


 をクリックすると、その演奏を聞いた感想を表示しま〜す。
それでは、ごゆっくりお楽しみください!

私達の聞いているシベリウスの交響曲第5番は、これだ〜!

指揮者 / オケ <録音年> 聞かれた度 感想
カラヤン/ベルリンpo <65> 8
ベルグルンド/ヘルシンキpo <86> 6
バルビローリ/ハレo <66> 3
C.デイヴィス /ボストンso <75> 2
コンドラシン/アムステルダム・コンセルトヘボウ <?> 2
サロネン/ベルリンpo <VIDEO> 1  
オッコ・カム/ヘルシンキpo <?> 1  
レヴァイン/ベルリンpo <95> 1
C.デイヴィス/ロンドンpo <94> 1
サロネン/フィルハーモニアo 2
ヤンソンス/オスロpo 1
バーンスタイン/ウィーンpo <87> 3
カラヤン/フィルハーモニア管 <60> 1
バーンスタイン/ニューヨークフィル<61> 1
マゼール/ウィーンフィル<68> 1
ブロムシュテット/サンフランシスコ響<89> 1
アシュケナージ/フィルハーモニア管 1
オスモ・ヴァンスカ/ラハティ響<95> 1


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ここからコメントで〜す。

カラヤン/ベルリンpo <65>

★ この演奏は、天才ピアニスト・グレン・グールドが「もし孤島に島流しになった時に4枚のレコードを持っていけるとしたら?」という内容のエッセイ(1970年)の中で「どんなことがあっても持っていく」と強気の発言をしていたので、とりあえず真っ先に買ってしまいました。グールド先生曰く、「情熱的ではあるが反官能的な作曲家としてのシベリウスを理想的に実現したものとして、私を感動させる。」だそうで・・・
 一楽章の前半から後半に切り替わるところ(Nの四つ前)などは、巨大な氷山が徐 々に動き始めるような感じ。とにかくスケールがでかくて二重丸です。 (Vn.♂O)
★・・・グレン・グールド氏と岡田氏のおすすめだと言うことで買ってみました(^^;。(Cl.♀T)
★ 名演と評判の高いので期待して聴きましたが、今一歩もの足りません。
 どうもカラヤン・ベルリンに対して偏見があるせいかとも思いましたが、エロイカはよかったので、そのせいばかりではないようです。何か統一感に欠ける気がしました。ただ、1楽章Kの弦楽器がざわざわするところは独特の雰囲気を醸し出していて「すごいなあ」と感心しましたここをきいて、実家近くの森にムクドリの大群が「ぎゃあぎゃあ」鳴きながら集結してくる光景を思い浮かべてしまいました。(私たちの演奏ではハエでしたけど。グスン)グレン・グールドが無人島へ持っていきたいといった名盤なんですよね。 (Vn.♂K)

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ベルグルンド/ヘルシンキpo <86>

★なんでこれを買ったかというと、ヘルシンキは北欧だから。 んじゃねっ。 (Vn.♀O)
★このベルグルンドって人は フィンランド生まれで、ヘルシンキ・フィルもフィンランドのオケ。 しかも、このヘルシンキ・フィルってのは シベ7以外のシベリウスの交響曲を シベリウス本人の棒で初演してるそうな。そんな伝統を受け継いでいるのか、 とても弾き(吹き、たたき)慣れてる っちゅうか、音楽がしみついてる っちゅうか、安心して聴ける演奏なんだわな。特にフィナーレにむかっていくとこ (「O」のあたりから)なんて、 ばか騒ぎせずに 優雅に荘厳に上品に表現してて、「P」の前6小節の1st.&2nd.Vn.とVa.の ユニゾンなんか ホーント美しいんだから・・・
シベ1とカップリングのこのCD、 おためしあれ! (Cb.♀H)
★ これは確か堀越氏も推奨していましたが、私もお気に入りの1枚です。やはりお国ものというのはちょっと他とは違うのでしょうか。オケは超一流ではないようですが、この曲の持つ自然描写的な側面がたいへん素晴らしく表現されているように感じます。「この曲を演奏するにはうまいだけじゃだめだなあ」と思わせられた演奏でした。(Vn♂K)

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バルビローリ/ハレo <66>

★シベ5はバルビローリ/ハレ管のを買いました。今聴いています。かすかに昔の記憶が蘇りますが、あまりよく思い出せません。7番とのカップリングです。 ついでに4&6番も買って、シベリウスの交響曲は全部揃えました。 つい手が出て買ってしまったのは、今度裸身(なんで〜!コンドラシンのつもりだったのに)のショスタコ11番。 (Vn.♀K)

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C.デイヴィス /ボストンso <75>

★さすがボストン!! と思わせるところがあんまりなく、 団員のなかに、 「こいつ、スコア持ってねえな、きっと。」 と思わせるようなヤツが・・・(^^;。 (Cb.♂H)

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コンドラシン/アムステルダム・コンセルトヘボウ <?>

★アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団 は、ライブを録音したテープなので、年月日は不明。テンポはかなり速めで、全体の流れも悪くないと思うけど、 こっちも、ボストン同様とびだしたり、おっこったり・・・と言ってもスコア見てよーく聴かないと、わかんないレベルだけどね、もちろん。
 とかエラソーなこと言っても明日は我が身。我々の本番録音テープも、スコア見てよーく聴かないと間違いがわかんないレベルで仕上げたいですなぁ。こっちは 「こいつ、パート譜持ってねえな、きっと。」 って思われたりして・・・(^_^;)(Cb.♀H)

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レヴァイン/ベルリンpo <95>

★ おお、レヴァインも録音してたのかって感じで、とりあえず買い。カラヤンが録音してから、ちょうど30年後に同じオケで録音したものですな。レヴァインの音楽は艶っぽいところがお気に入りなのですが、期待通りで大満足。なんか「超スペクタクル大巨編!全米興行収入第1位」みたいな感じで、現代的。さすがアメリカ人と言うか・・・(Vn.♂O)

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C.デイヴィス/ロンドンpo <94>

★ 昔FAFでシベ3やったときに買いました。(要するに3と5のカップリング) なんか、モノクロ調で淡々と進むので、「これは究極のインナー指向か?」と思ってたら、一楽章後半から全開ばりばり。
 とにかく金管がばんばん鳴りまくるので、ffの箇所などは、ほとんど金管アンサン ブル状態で大迫力。ただし・・・3楽章コーダの弦のシンコペが聞こえないのは気にならないんだけど、一楽章コーダのバイオリンの分散和音がよく聞こえないのはなんだよな〜、 ここが一番かっちょいいのによ〜。(Vn.♂O)

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サロネン/フィルハーモニアo

★シベ5はさろねんの得意曲です。ジャケットの写真の、マントを羽織ったさろねんが、吸血鬼みたいでかっこいいです。(Vc.♂ S)
★何を隠そう、私はさろねんちゃんの大、大、大ファンです。あの振り方のかっこいいことと、そしてサラサラの金髪。(Vn.♀M)

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ヤンソンス/オスロpo

★ 最近の私のおやすみの音楽はJ.Sibelius Sym Nr.5です。演奏はMariss Jansons Oslo Philharmonic Orchestra です。昨年購入した理由はSym.No.3を聴くためで、B面(はCDにはないが)が5番だったんでラッキーそれだけです。1楽章の弦がキザみ始める例の所とか、リズムが収束するのに時間がかかったりするのを聴くと、うれしくなります。私はヤンソンスのキビキビしたテンポが好きで、実演で聴いたチャイコやショスタコは感動しました。私、実はバルビローリのシベリウスを聴いた事がありません。やっぱしドロドロなんですか?。でも、なぜか私は最近、寝つきが非常によくありません。(Vn.♂N)

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カラヤン/フィルハーモニア管 <60>

★ ベルリンフィルとの録音以前のもの。意外なことに生気あふれるさわやかな演奏で、 個人的には同指揮者のベルリンフィル(65)のものよりもけっこう気に入りました。(Vn.♂K)

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バーンスタイン/ニューヨークフィル<61>

★ バースタインもまだテンポは標準的。最近聴いていないので忘れたけど、普通の演奏でした。全集で結構安い。(Vn.♂K)

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バーンスタイン/ウィーンフィル<87>

★ 1楽章の弦楽器が入ってくるところが強烈で印象的でした。テンポは早めのようなのですが、あまり気にはなりません。わりと好き。これも全集で安かったので買いました。

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マゼール/ウィーンフィル<68>

★ カラヤン・ベルリンと逆にこのコンビだと何でもいいような気がしてしまいます。実際のところ、ウィーンフィルの美しい音色とことさら遅いテンポ設定とがあいまって、とてもきれいなシベ5です。シベリウスというよりもバーンスタインの音楽になっているので反則だという方もおりましたが、それはそれとして、私好きです。

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ブロムシュテット/サンフランシスコ響<89>

★ これが私の最もお気に入りで、頻繁に聴いています。細部まで緻密な作りで  シベリウスのしくんだ色々な“しかけ”が、よく聞こえ、楽しいし勉強にも  なります。テンポの変化も自然でかつ効果的。失礼ながらサンフランシスコの  オケなんてそんなにうまいのかなあと思ってましてけど、いやバイオリンなんか  すごくきれいな音色でびっくりしました。ブロムシュテットってスウェーデン人  なんですね。ちっとも知らなかった。

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アシュケナージ/フィルハーモニア管

★ むかしFMで録音したやつ。私が初めてシベ5を聴いたのはこの演奏でした。「変な終わり方の曲だなあ」というのが最初の印象でしたが、何度も聴く内に好きになりました。でも今回実際に演奏してみて初めて全貌がわかりました。本当にいい曲なんで、演れてよかった。 ・・で、演奏の方はどうだったか忘れました。

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オスモ・ヴァンスカ/ラハティ響<95>

★ 現在、唯一の初稿板による演奏。なんでも、それまでしぶっていたシベリウスの遺族からようやく1回限りの許しを得て録音が実現したものだそうな。指揮者もオケも初めてききました。未だによくわかりませんがどうもフィンランドのオケらしいです。演奏は許されたもののスコアは作曲者によって破棄されているそうなので(解説による)、譜面を見ることは出来ませんが、聴いただけでもずいぶん違っているのに驚かされました。詳しくは別項に。

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