こちらのページからの続き。<基本収録曲目>
・グロテスクなセレナード
・前奏曲
・古風なメヌエット
・ハイドンの名によるメヌエット
・亡き王女のためのパヴァーヌ
・高雅で感傷的なワルツ
・水の戯れ
・ボロディン風に
・ソナチネ
・シャブリエ風に
・鏡
・クープランの墓
・夜のガスパール
モニク・アース Monique Haas 【お買い得盤】
<評価>
総合評価
35
メカニズム
5
強弱・速度表現
7
音色表現
7
演奏解釈
8
録音状態
8
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
ERATO
商品番号
WPCD-10996/7
録音年
1968年
収録曲
「グロテスクなセレナード」を除く基本曲目
+マ・メール・ロワ
純粋にメカニックが弱い。たいがいの曲が指定テンポより相当に遅い上に、難所ではさらに速度を落としたりしている。ただ、いろいろ工夫して最終的に違和感の少ない自然な演奏になっていることは評価したい。スピード感と引き替えになっているが、弾けないところは無理せず、確実に打鍵できるテンポで弾いている。だから演奏上のキズも少ないし、常に懐の深さや余裕を感じさせる。「蛾」が遅すぎて羽ばたいているように聞こえないとか、水もの関係で水滴の1つ1つが目で追えるようなスローモーション的感覚に陥るとか、そういう問題もあるのだが、「道化師」などで絶妙なスペイン情緒を聞かせてくれるので思わず唸ってしまう。1つ1つのフレーズのアーティキュレーションやフレージングが適切で、細かなキャラクターの違いを含めて表現できていることが、メカニックの弱さを補ってこの演奏の価値を高めている。2枚組みの全集としてはかなり安価なので(輸入盤で1500円くらい)、お買い得といえる。もっとも、ロルティ盤やペルルミュテール盤を持っている人がわざわざ買う必要があるかといえば微妙だが。
ともあれ、このCDは我々のような素人がラヴェルを弾くときの難所の切り抜け方の参考になるが、全体に演奏解釈が濃厚でセンチメンタルに過ぎる部分があるので、そこは注意したい。例えば「亡き王女のためのパヴァーヌ」はこのピアニストの演奏は遅すぎであり、かつ、思い入れを込めすぎである。
アンジェラ・ヒューイット Angela Hewitt 【じっくり・しっかり系】
<評価>
総合評価
39
メカニズム
7
強弱・速度表現
7
音色表現
8
演奏解釈
8
録音状態
9
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
hyperion
商品番号
CDA67341/2
録音年
2000年
収録曲
基本曲目のみ
他の作曲家の演奏では問題のなかった、メカニズム面のわずかな弱さが足枷になってしまったように思えるCDである。ヒューイットも心得ているようで、基本的には音楽表現に無理のない範囲で弾いているので、明らかな演奏上のキズになることはほとんどない。ただクリティカルに聴いていくと「こんなところで減速した」「もう少しスピード感があれば」「もう少し深いフォルテが出せれば」「もう少しタッチに切れがあれば」という、あと少しだけメカニックのレベルが高かったら解決しそうな微妙な問題点が随所に見えてくる。特に、和音が連続して動くような場面でこのような不満を覚える(単音パッセージはほとんど問題がないので余計に)。ショパンやバッハではこのような不満を感じることはなかった。個人的な推測だが、打鍵・離鍵・跳躍などありとあらゆる筋肉動作の速度が遅いのではないか。そのため、演奏表現に制約が生じていることが隠せない。特に両手で交互に打鍵する速いトレモロが苦手なようで、肝心なところで決まらないのが惜しい。しかし全体としては非常に丁寧に、真摯に弾いていて好感が持てる。どの曲もこのピアニストの美点である場面転換の表現がうまさが際立ち、構成的な見通しもいい。音符の多いパッセージにおいて、はっきり聞かせるべき音と、ぼかして鳴らす音をきちんと区別して弾いているため、フレーズが混濁することもない。またセンチメンタルなパッセージの表現に注力していて、「亡き王女のためのパヴァーヌ」などは感動的ですらある。ただこの曲を始めとして、遅めの曲をより遅いテンポでじっくりと弾くことが多く、少々粘着質ではないかという気もする。とはいうものの、この「じっくり・しっかり演奏表現」がヒューイットの持ち味であり、この人らしいラヴェル全集といえる。
ロジェ・ムラーロ Roger Muraro 【予想外に生真面目系】
<評価>
総合評価
44
メカニズム
9
強弱・速度表現
9
音色表現
8
演奏解釈
9
録音状態
9
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
Accord
商品番号
476 0941
録音年
2003年
収録曲
基本曲目+ラ・ヴァルス
マ・メール・ロワ
メカニックがきちんとしている人という印象だったが、「トッカータ」などの連打においてスピードを優先するあまり指先が鍵盤に触れた後が適当というか、打鍵の深さをきちんと制御しないので、音質が揃わない箇所がある。「絞首台」など十分にタッチ制御の行き届いている曲では演奏表現が段違いに奥深いだけにとても惜しい。他に気になる点としては、装飾音(プラルトリラー)を速いタイミングで弾くので、弾き急いでいるように思えることが多い。このときにタッチの速さから鋭く刺激的な音色になるため、その部分だけがフレーズから突出することがあり、違和感をもたらす。ゆっくりと弾いている箇所もあるので十分に検討してはいるのだろうが、スペイン情緒の表現などを含めて装飾音はもう少しゆっくり弾いたほうが効果的だと思う。音色変化もよく考えてはいるが、当初予想したよりずっと生真面目に弾いており、この人らしい遊び心を見せてもよかったように思う(たしかにラヴェルの曲で自由に遊ばない解釈は正解なのだけれど…)。演奏表現においては、テンポを速めに取ることが多くアゴーギクは極力控えめでありつつも、繊細でセンチメンタルな歌い方をするしメロウな感覚も随所で聞かれる。デュナーミクは劇的だが完全に制御されていて、曲調の流れに沿っていて無理がない。以上のように小さな問題点はあるものの、曲想を完全に掌中に納めて弾いているため全体の見通しがよく、非常に聴きやすい演奏になっている。ショパンの聴き比べをしていたときは「変な弾き方をするピアニストだなあ」と思っていたが、ラヴェルとの相性は良かったようである。なお、ピアノは高音部をかなりブリリアントな調律にしている。メロウな方向性を重視するには少々刺激的すぎと思う曲もあるが、「夜のガスパール」や「ソナチネ」などでは絶妙な効果を上げている。「マ・メール・ロワ」の面白さも特筆される。
ミケランジェロ・カルボナーラ Michelangelo Carbonara 【しなやか系】
<評価>
総合評価
44
メカニズム
8
強弱・速度表現
7
音色表現
10
演奏解釈
10
録音状態
9
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
Brilliant Classics
商品番号
9020/1, 2
録音年
2008年
収録曲
基本曲目+
メヌエット(嬰ハ短調)
完成度の高いメカニズムを出すタイプではない。とても滑らかなアーティキュレーションを駆使して、常にしなやかなフレーズ表現をしている独特のピアニズムである。このピアニストはビロードのような完璧なレガート・タッチを持っていて、それをラヴェルの音楽に上手に適用するとこういう世界になる、という感じ。これだけレガートに注力すると打鍵や離鍵が遅くなってベタベタしたニュアンスになりがちなのだが、この人はパッセージの要求するスピード感とタッチ速度をうまく一致させており、軽やかな速さの表現も非常にうまい。特に音符が多くなったときに、はっきり聞かせる音と、ぼかして鳴らす音のタッチを微妙に区別して弾いているので、見通しもよい。デュナーミクは当然のように弱音重視で、ピアニッシモ〜メゾピアノあたりの音量において実に幅広い表現を盛り込んでいる。そのためファンタジックな要素を前面に出てくるが、演奏解釈そのものは意外にあっさりしていて、必要以上にセンチメンタルに歌わないし、アゴーギクも最小限にとどめている。これにより、自分勝手にファンタジーを追求しているわけではなく、作曲家の手の内の中でピアニストが自分らしさ自由に表現する、という節度が保たれているように思う。ただ、もう少しフォルテの力強さや輝かしさなどがあってもいいように思う。また、スペイン系のエキゾチズムの表出などは特に弱く、若干の不満は残る。直射日光で描写するコントラストの強い世界ではなく、反射光や散乱光で描写する印象派の世界というおもむきである。こういった淡い表現を基調とする中で原色のフォルティッシモが鳴りわたるのはバランス的に問題があり、これはこれで完成されている世界であるように感じる。音楽的な描写力の確かさもポイントで、ファンタジックでありながら重要なパッセージは具象的、という戦略は憎らしいくらい上手い演奏設計だと思う。個人的には、こういうしなやか系ピアニズムは大好きで、お気に入りのCDになっている。
フィリップ・アントルモン Philippe Entremont 【指揮者的な懐深さ】
<評価>
総合評価
41
メカニズム
7
強弱・速度表現
9
音色表現
8
演奏解釈
9
録音状態
8
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
Cascavelle
商品番号
Vel 3075
録音年
2003/2004年
収録曲
「グロテスクなセレナード」を除く基本曲目+
耳で聴く風景、マ・メール・ロワ
すばやい腕の動きが必要な場面で衰えが見られ、非常に惜しい。片手で弾く同音連打は高速だが、跳躍(特に左手が右手の上をオーバーラップして高音を打鍵する動き)が遅い。そのため、この2つの技術が1つのパッセージで織り交ざるスカルボやトッカータといった曲で流れがギクシャクすることがある。70歳という年齢を考慮すれば無理もないが、もう10年、15年早く録音していてくれれば…という思いもする。ただ後述するように、曲想把握や懐の深い表現力はこれだけの年月と経験を踏んできた結果とも言える。
演奏解釈上はアゴーギクの余裕というか、懐の深さが印象的。どの曲も自然な息遣いで演奏されていて、性急さや理不尽さを微塵も感じさせない。小品をあえて小品的にまとめず、スケール大きく表現しているのも面白い。特に初期作品をこれほど堂々とした佇まいで演奏しているピアニストは他にいない。オーケストラ版のテンポの取り方をピアノ演奏に適用しているような雰囲気がある。「夜のガスパール」などもともとスケールの大きな曲はさらなる広がりを感じさせ、指揮者経験が存分に生かされている。ただ、軽さの欲しい場面でもゴージャスなタッチでしっかり弾いてしまう場合があり、一般的なラヴェル解釈からは少し乖離していると思える曲もある。注意して聞いているとピアニストの呼吸音が入っているのがわかるが、そのタイミングや深さがいかにも指揮者的。かなり溜めて「ぅうううう〜ん」という感じに弾き出すことが多い(笑)。そのくせフレージングは重くならない(このあたりはフランス的である)。以上のような要因が独特なピアニズムを形成している。演奏表現においては、デュナーミクの確かさが印象的である。湧き上がるような生命力を感じさせるクレシェンド、少しの不自然さも感じさせず音量を絞っていくディミヌエンドはいずれも絶品である。音量の振れ幅も十分に大きく、オーケストラ的なスケール感の表出に一役かっている。
ピアニストの呼吸音もそうだが、譜めくりの音や鍵盤に指をぶつけたような音など録音時のノイズが盛大に入っているが、聴く上ではほとんど障害にならない。ピアニストに正対する形でピアノのすぐ近くにマイクをセッティングしたようで、左側に高音、右側に低音が定位するようになっている。
アルトゥール・ピッツァーロ Artur Pizarro 【ボッタクリ系】
<評価>
総合評価
35
メカニズム
7
強弱・速度表現
6
音色表現
7
演奏解釈
6
録音状態
9
<データ>
CD枚数
1枚×2
レーベル
Linn
商品番号
CKD290/315
録音年
2008年
収録曲
基本曲目のみ
リズミカルな面の表現やアーティキュレーションが甘くてお話にならない。付点音符の跳ね方、伸ばす音と切る音の区別など、弾き方というか、弾く以前の検討が甘いかんじがする。フレーズの終わりの音をなんとなく弾いているところが多いのが致命的で、中途半端な離鍵のオンパレードで、締まりのなさしか印象に残らない。ペダルも多く、普通の人は踏まないところも漫然とダラダラ踏んでしまうため、いっそうアーティキュレーションは甘くなるし、響きも混濁してしまう。メカニズムは弱いというか、脱力しきって鍵盤を撫でるように弾いている雰囲気があり、柔らかい弱音はとても美しいのだが、ウナコルダを踏みっぱなしだし、9割くらいがピアニッシモ〜ピアノなので、さすがに飽きる。おそらくあまり余裕のない中で録音を急いだと思われ、全体に掘り下げ不足というか、「初見で弾いてます」というような稚拙さがあちこちに見える。そうかと思えば、突然内声や変な構成音を強調してバランスを崩す。また弾きにくいところは微妙に楽譜を改変していて、明らかにオリジナルにはないリズム割りで弾いている場面もあり、どうかと思う。
全体としては上記のごとく弱音を基調にしたマッタリ系の演奏で、いろいろ問題はあるもののエコー感のあるピアノの音像などはとても美しいし、あまり攻め込まない演奏解釈がBGM的で聴きやすいともいえる。特に、遅いテンポの曲においては距離感の異なる音色の使い分けるなど、演奏者の美意識が存分に発揮されており、説得力が高い。また、滑らかなタッチの弱音を使いこなせるため、水もの系の曲とは非常に親和性が高い。これだけの音楽的才能を持っているのに、やっつけ仕事的な録音になってしまうとは非常に惜しい。
なお、このCDはエムプラスが輸入しているのだが、ぼったくりといってよい価格で、どの店頭でも売れ残っていたのが印象的。クラシック界は世界が狭く、こういうおかしなビジネスをしていると叩かれるので猛省を促したい意味もこめ、ボッタクリ系という評価にした。
ミヒャエル・エンドレス Michael Endres 【中途半端系】
<評価>
総合評価
42
メカニズム
9
強弱・速度表現
8
音色表現
9
演奏解釈
8
録音状態
8
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
OEHMS Classics
商品番号
OC307
録音年
収録曲
基本曲目+前奏曲
ドイツ音大の先生。しつこいくらいネチネチいろいろやらかす人。なまじテクニックがあるのでいろいろやりたいんだろうけど、例によって左手が右手の上を交差して飛ぶパッセージが苦手なようで、そういう箇所になると減速するので惜しい。デュナーミク面では突然叩きつけるようなフォルテを鳴らすなど、曲の造形を保てないほど特異な表現が多くどうかと思う。でもガッツリきてほしい場面ではドカーンとフォルテを弾いてくれるので、フォルテが弱く欲求不満になりがちな人と比較すると、カタルシスが得られると思う。あと弱音では大部分がウナコルダ踏みっぱなしになってしまうのは少し気になる。ウナコルダ踏んでも旋律を立たせるのはすごいですが(一瞬だけウナコルダを解除している)。たぶんフランソワとかそういう系統のピアニストが好きで好きで、古臭い技を使ったのだと思う。テンポの遅い曲はびっくりするくらい好き放題、いろんな歌い回しをやっている。あとワルツはいいのですが、メヌエット関係のリズムが平坦で違和感があります。この人は本来モーツァルトの専門家でメヌエットはお手の物のはずですが・・・。全体としては個性的なロマンティシズムやリリシズムがあって美しい解釈だと思いますが、ついていけない人もいそう。ちょっと地味目の音質なのが惜しいが、ピアノの音色変化はよくわかるし、この解釈についていけるならおすすめです。
ジャック・フェブリエ Jacques Fevrier 【惜しい系】
<評価>
総合評価
42
メカニズム
7
強弱・速度表現
8
音色表現
8
演奏解釈
8
録音状態
6
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
Accord
商品番号
録音年
収録曲
グロテスクなセレナードをのぞく基本曲目
+マ・メール・ロワ、挿絵(5手ピアノ)
メカニズムはかなり弱く、テクニカルな曲では危なっかしい箇所が散見される。特に跳躍や和音連打など、すばやい腕の動作が必要とされる場面が苦手なようで、そういうパッセージになると急にテンポが落ちたり、重くなるのが惜しい。また、タッチの深さ制御が行き届かない曲がある。おそらくはピアノの調整がシビアで、ちょっとしたタッチ変化にも鋭敏に反映しすぎるのが原因と思われるが、スカルボなどの同音連打系でところどころ音抜けしたり、トッカータの和音が揃わないという状況は、近年の完成度の高い録音を聞きなれてしまった耳にはイライラする。フォルテになるといっそうタッチが揃わないし音色も荒れ気味。ただし弱音系は素晴らしく、モヤモヤっとした漂うような音響効果をうまく使っている。
演奏表現はバランスがよい。アーティキュレーションがはっきりしているけれど、厳しすぎない。やや感傷的ともいえる歌い方をするけれど、ずるずると引きずらないので女々しくない。全体としては繊細なニュアンスでまとめつつ、主張はきちんと盛り込むタイプ。メカニックの弱さは仕方ないとしても、ラヴェルを弾くセンスとしては非常によい方向性と思うので、もう少し丁寧に(怪しい箇所を録音しなおして差し替えるなど)制作されていれば評価がアップするのに。惜しい。残響の少ないドライな録音で、フォルテになると音が割れたり歪むため不快感が残る。前述のように、ピアノの音色設定がシビアなことも影響していると思われる。5手のためのピアノ曲「挿絵」が収録されているのは珍しい。
ジョン・ダンガード John Damgaard 【ストイック系】
<評価>
総合評価
42
メカニズム
9
強弱・速度表現
8
音色表現
8
演奏解釈
9
録音状態
8
<データ>
CD枚数
2枚組
レーベル
Scanjinavian Classics
商品番号
OC307
録音年
収録曲
基本曲目+前奏曲イ短調
基本テクニックというか、メカニズムが高いレベルの人。あと、音数の多いところでパッセージのデュナーミクの作り方がうまい。うねるような高速奏法は、かなり快感。ソナチネなども1・2楽章は控えめに弾いておいて3楽章でパッと花開く、みたいな解釈になっていて、とてもいいと思う。ただ、この人も弱音でウナコルダ踏みっぱなし傾向があって、音色が引っ込みすぎ。「もうちょっとちゃんと鳴らしてくれよう」と思う箇所がいっぱいある。そのくせフォルテは非常に充実した音が出ていて、弱音ばかり重視しているわけではないらしい。アゴーギク面では、あまり粘らないのが基調で、ストイックな雰囲気を作り出すのに貢献している。こんな感じの人なので、全体としては曲想による表現の違いがはっきりしていて聴きやすく、わかりやすい演奏になっている。もう少しテンポや歌い方を動かして、官能性や毒を盛り込んでくれるとさらに良かった。最近は精緻に、綺麗に弾くピアニストが多く、この人もそういう流れに入っていると思う。
- <改訂履歴>
- 2009/04/25 モニク・アース、アンジェラ・ヒューイット
2009/05/17 ロジェ・ムラーロ、ミケランジェロ・カルボナーラ
2011/01/29 アルトゥーロ・ピッツァーロ
2011/09/06 ミヒャエル・エンドレス
2011/09/11 ジョン・ダンガード、ジャック・フェブリエ