Paris
Monument
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St-Germain des Pres 〜 サン・ジェルマン・デ・プレ教会 〜
| サン・ジェルマン・デ・プレ教会。 もともとは、6世紀に立てられた教会でしたが、その後、ヴァイキングの襲撃に4回も遭って破壊されてしまい、今の建物は、1164年に作られたものだそうです。 「ロマネスク様式」という建築様式です。 装飾もあまり華美ではなく、石造りのどっしりとした雰囲気がありますね。 「サン・ジェルマン・デ・プレ」というという名前ですが、「サン・ジェルマン」というのは、パリで有名な司教の聖ジェルマンの名前から取ったそうです。(そういえば、こんな名前のパン屋さんがあるけれど、どういう由来なんだろう??) そして、「プレ」は、草原という意味で、昔、この辺りはセーヌ川に沿って草原になってい狩猟場だったそうです。 |
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サン・ジェルマン・デ・プレ教会の道路を挟んで向かい側には、有名な「カフェ・ドゥ・マゴ」や、「カフェ・ド・フロール」などのカフェもあります。近くには大学もあります。このカフェから、沢山の文化や、芸術が生まれていったんですね。お店を眺めただけで、お茶はしてきませんでしたが。。。 |
Cathedrale Notre-Dame de Paris 〜 ノートルダム大聖堂 〜
| ノートルダム大聖堂(司教座教会)。 セーヌ川にあるシテ島にあります。 1163〜1345年にかけて建造されました。 「ゴシック様式」と呼ばれる建築様式で12世紀半ばからパリを中心に広まったそうです。 確かに、このパリのノートルダム大聖堂以外で、見た目も良く似た教会を写真などでもよく見るような気がします。 大都市にある教会に多い建築だそうで、荘厳なミサを行い、キリスト教徒の中心的な意味合いもあり、また大都市のシンボル的な意味合いもあったそうです。 この大聖堂の前には、かなり広めの広場になっています。ミサに訪れるキリスト教徒達を迎え入れるためだけではなく、ここで「聖史劇」なども演じられたそうです。 モネのノートルダムの連作。モネはこの広場のどこかで椅子に腰掛け、日差しに表情を変えるノートルダムを描きつづけていたのでしょうか? |
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| 入口上部の彫刻。 壁面にいっぱいの彫刻。圧倒されます。 聖人達を描いていたり、キリスト教にまつわるテーマで彫られているのですが、なんとなく、古代の建築物を彷彿とさせるような気もします。 |
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| 大聖堂の内部。 天井の高さを強調させるような、アーチ型の天井が、ゴシック様式の特徴です。この天井までの空間が広いということが、荘厳な雰囲気を醸し出しているような気がします。 |
教会内部のステンドグラス。 その形から、「バラ窓」と呼ばれます。 下の方のステンドグラスは聖人を描いています。 本当に素晴らしい。 |
Ste-Chapelle 〜 サント・シャペル 〜
| サント・シャペル。1248年完成の聖堂です。 このステンドグラス。すごいです。 創世紀、出エジプト記、、、と聖書の物語を題材にステンドグラスが作られています。 この聖堂は、聖王ルイが聖遺物を保存するために作った私的な聖堂だそうです。 |
そして、このバラ窓。ステキですよね。これらのステンドグラス、合わせて600uもあるそうです。 この空間に入った瞬間、このステンドグラスの光に包まれるのは、なんとも不思議な感じです。暗い教会の中にステンドグラスの光というのとはちょっと違います。壁がすべてステンドグラスという感じですからね。 |
| そして、こちらは1階部分。 こちらは王宮で働く人達のためのものだそうで、聖母をまつってあります。上のステンドグラスに比べると落ち着いた空間。天井が低いので、若干窮屈な感じがしました。 |
壁面や柱には、フランス王朝の白百合の紋章や、様々な装飾がされています。いろも、赤、青、緑、金ととても鮮やかです。面白いのは、あたかも布をかけてあるかのように絵が描いてあること。写真の左側おわかりいただけるでしょうか?ちょっと仏教装飾にも通ずるようなイメージを受けました。 |
St-eustache 〜 サン・トゥスタッシュ教会 〜
| サン・トゥスタッシュ教会。 ロマネスク、ゴシックに続くルネサンス様式の建築です。 ゴシック様式はフランス生まれ。そしてルネサンス様式はイタリア生まれ。なので、ルネサンス様式はあまりフランスには根づかなかったそうです。だから、より一層、この教会は数少ないフランスのルネサンス様式の建築ということで重要なんだそうです。 1532年着工、1640年完成。なんと100年以上もの期間がついやされているのですね。 この教会には、7000本ものパイプを持つパイプオルガンがあるそうで、リストやベルリオーズといった有名な作曲家もここで作曲したそうです。勉強不足だったので、外から見ただけで中に入らなかったのが残念。。 |