Paris
美味しいお店たち


パリに行ったら、カフェやケーキ屋さん、パン屋さんに行って、いっぱい美味しい物食べたい!と意気込んでいた私。実際には、体調があまり良くなくて、そんなに沢山は食べられませんでしたが、でも、ステキなお店がいっぱいでした。

今回立ち寄ったお店をいくつかご紹介します。

 「LADUREE」

1862年創業という伝統あるお店ラデュレ。
この写真は、シャンゼリゼ通りに面しているわりと新しいお店です。外観もそうですが、内のインテリアはさらにゴージャスな雰囲気でした。

ここでは、Petit Dejeuner(朝食)をいただきました。絞りたてのフレッシュジュース(オレンジかグレープフルーツ)、パン、そして飲み物(コーヒーか紅茶かココア)。2人で頼んだら、パンは全部違う種類の物を8つ、バターとあんずジャム、ブルーベリージャムと共に持って来てくれました。甘〜いデニッシュ系のパンが多かったです。

ここで一番の驚きは、何と言ってもココア。銀のピッチャーに入れてサーブしてくれるのですが、自分でカップに注いでみてビックリ。トロ〜リを通り越して、ドロ〜っとした濃厚な液体(半固体?)が、、。口に含んでみると、ほんとにチョコレートを飲んでいるみたいでした。ピッチャーには、軽くカップ2杯分は入っていましたが、1杯目でギブアップ。濃いココアが好きな私ですが、私の予想をはるかに越えていました。

ここの名物は「マカロン。」
マドレーヌ広場近くにある本店でお土産に買いました。
75, Avenue. des Champs Elysees
75008 Paris.   01 40 75 08 75

16, Rue Royale
75008 Paris.   01 42 60 21 79

Au Grand Magasin du Printemps
64, Boulevard Haussmann
75009 Paris.   01 42 82 40 10


「MARIAGE FRERES」

1854年創業、とこちらも伝統のある「マリアージュ・フレール」。日本にも4店舗あるので知名度が高いですね。パリには3店舗あります。

今回私が行ったのは、プリアイさんオススメのお店。
お昼御飯も食べずに観光名所を歩いていた私達。お腹も空いたし、足も痛くなって来てそろそろ座りたいなぁ、と思っていた時に、このお店が近くにあることを思い出し、足を運んだのでした。

1階部分が茶葉や、茶器を売るブティック。2階がティーサロンになっています。そして地下は紅茶博物館。この作りは、どのお店でも変わらないですね。

お昼を食べていなかったので、軽食にするかケーキにするか迷った挙げ句、私はやっぱりケーキを頼んでしまいました。頼んだのはタルトタタン。1ホールが日本と比べると大きいのにもかかわらず、それを6分の1はあるのではないかと思われるほど大きくカット。1ピースが巨大なのです。運んで来てもらった時には、その存在感に圧倒されてしまいました。口に入れると、とろっと溶けてしまうほどやわらかく、そして甘〜い。これだけの甘さにこれだけの量。う〜ん、全部食べられるかな、、と思いつつ、頑張って全部食べてしまいました。素材のリンゴも美味しいのでしょうけれど、うん、味にも量にも大満足。紅茶は、マリアージュ・フレールでも1番人気の「マルコ・ポーロ」をいただきました。

1階のブティックのギャルソンは、東洋系のお顔の方。銀座のマリアージュ・フレールにもいらしたことがあるそうです。全体的に、日本より少し安めかな、と思いました。でも、やっぱり高いですけどね。
RIVE GAUCHE
13, rue des Grands-Augustins
Paris 75006    01 40 51 82 50

LE MARAIS
30, rue du Bourg-Tibourg
Paris 75004    01 42 72 28 11

ETOILE
260 Faubourg Saint-Honore
Paris 75008    01 46 22 18 54


「FAUCHON」

ご存知フォション。
ピンクの看板にちょっとびっくり。
私の中にあるフォションのイメージとはちょっと違いました。黒地に白い字でFAUCHONと埋め尽くされているあの紙袋のイメージが強くて。99年に大改装をした際に、新しく、このピンクをイメージカラーにしたそうです。

こちらのお菓子売り場の横には、お土産やワインのお店、道路をはさんだ向かいに、お惣菜売場とティーサロンがあります。

ここではお土産とそして、大きなマカロンをひとつ買いました。ここでは、「これを下さい。」とお店の人にオーダーすると、カードを一枚渡してくれます。ちょうど、銀行のキャッシュカードみたいな感じのもの。それをレジに持っていって、清算している間に、先程の人が、商品を包装しておいてくれています。レジで渡されたレシートを見せると、レシートにチェックをして、商品を渡してくれるのです。面白いシステムだなぁ、と思いました。

そうそう、お菓子の箱は、このイメージカラーのピンク。でも、紙袋は、おなじみの黒地に白の「FAUCHON」でしたよ。
26,28,30 place de la Madeleine
Paris 75008    01 47 42 60 11

↓こちらがティーサロン。


「Le Cafe Marly」

ルーブル美術館の中にある「カフェ・マルリー」
ルーブルの建物の一角にあります。
この空間の広さが、何とも言えず素敵です。
広さはそれほど無いのですが、この天井までの高さのせいで、何とも言えない開放感のようなものがあります。

朝8時から開いているので、ここで朝食をとって、エネルギーをつけてから、ルーブル美術館に行くのもいいですし、ルーブルを見て疲れた体を、ほっと一息休ませるというのもいいかもしれません。

写真のテラスの部分は、全体的に青のイメージ。椅子には青いカバーがかけられています。ルーブルの中庭、ガラスのピラミッドや、向かい側の建物を眺めながらリラックス。

一方、中に入ると、赤のイメージ。
壁は真っ赤に塗られ、インテリアもゴージャスな金色の物が多くなります。すっきりしたイメージのテラスとは対照的に、こちらも素敵な空間です。
93, rue de Rivoli
Paris 75001   
01 49 26 06 60


「LE SOUFFLE」

お店の名の通り、スフレ料理ばかりのお店。
スフレ料理!?と思われる方も多いかも知れません。
スフレって言うと、すぐイメージするのが、チーズスフレ。甘〜いお菓子のイメージですよね。でも、ここはちゃんとしたレストラン。スフレのコース料理まであるのです。

以前、ちょっとだけフランス料理を習っていた時に、ナスのスフレを習ったことがありました。その時に「え!スフレってお菓子じゃないんだ!」と驚いたのですが、パリにはこうやって、スフレ料理専門のお店まであるんですね。

このお店、外からは中の様子が全然わかりません。ドアは板扉だし、窓にはカーテンが閉めてあるし。お昼12時の開店よりちょっと早く着いてしまったので、まだかなぁ、と思っていたのですが、12時ちょっと過ぎて、ドアをおそるおそる開けてみると、、、「Bonjour!」と出迎えて下さいました。

メニューは、ちゃんと日本語の物まで用意してありました。やっぱりありました。スフレのコース。前菜のスフレ、メインのスフレ、デザートのスフレ。量が多いという話だったので、コースはやめて、前菜にエスカルゴを頼み、そして、スフレを1品頼んでみました。そうしたら、お店の方が「デザートは食べないの?」と聞いてきたのですが、とりあえず1品だけ。

そして、やってきたスフレ。私はほうれん草のスフレをオーダーしたのですが、直径12〜3cmはあるのではないかと思われるほど大きなココット皿に、山盛りに盛り上がったグリーンのスフレ。さて、食べ始めると、口の中でフワッととろける感じ。美味しい。でも、やっぱり量が多い。食べても食べても減らないスフレ。しかも同じ味(当たり前だ)。う〜ん、胸が苦しい。。もっと一つのサイズが小さくて、何種類も食べられたらいいのになぁ、と思ったのでありました。

でも、ちょっと背筋が伸びる感じの素敵なお店でしたよ。お店の方も素敵なおじさまばかりでした。
36, rue du
Mont-Thabor
Paris 75001
01 42 60 27 19
↑外からでもメニューがわかるようになっています。きのこのスフレ、チーズとハムのスフレ、ほうれん草のスフレ、魚介類のスフレ、、、、。


「Poujauran」

「プージョラン」。パン屋さんです。
とっても小さいお店なのですが、行列が出来ています。
ピンクの建物に、水色の屋根。同じ色の組み合わせの車が、お店の前に停めてあります。それも屋根には籠付き。

中に入ると、手前には、デニッシュやケーキなど小さなパンやケーキが。そして、お店の方の後ろには、大きな「パン・ド・カンパーニュ(田舎パン)」やフランスパンが所狭しとならんでいます。

「フルート」と呼ばれる細長いフランスパンを買っている人が結構いましたが、そのパンを買うと、ちょうど真ん中辺りを、紙でクルクルっとひと巻きしただけ。本当に簡単な包装です。その紙で巻いた部分を手に持ち、6〜70cmはあると思われるパンのほとんどがむき出しの状態なのです。お〜、さすがフランス。となんだか妙に感激してしまいました。

ご主人のプージョランさん、本で見た写真ではとってもハンサムな人だったので、会えたらいいな〜、なんて思っていたのですが、会えませんでした。残念(^^ゞ
20, rue Jean-Nicot
Paris 75007    01 47 05 80 88


「Dehillerin」

パリに行ったら絶対に行きたいと思っていたのがこちらのお店「ドゥイルラン」。写真にも「マテリアル・ドゥ・キュイジーヌ」って書いてありますけど、調理器具・製菓道具のお店です。

入ってみると、ホントに床から天井まで物にあふれています。天井からは、ケーキの型がぶら下がっているし。例えば、ケーキのクリームを塗ったりするヘラなども、長さが何種類もありました。どちらかというとプロ向けのお店なので、業務用の道具も沢山売っていました。私の身長よりも長いような巨大な木べらにはびっくり。

見ているといろいろ欲しくなってしまうのですが、あんまり沢山買いこみ過ぎても、ホテルまでの道のりも大変なので、それほど重くない道具をいくつか購入。旅行客も結構いたのですが、重いパエリヤ鍋を3つも買おうとしていて、持って帰る方法を思い悩んでいるお客さんもいました。。。
18, rue Coquilliere
Paris 75001    01 42 36 53 13

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