"Woman In Red" Soundtrack / Stevie Wonder [1984]

このアルバムは映画「Woman In Red」のサウンドトラックで、正式名は
Selections From The Original Motion Picture Soundtrack "The Woman in Red"
というものです。
映画の内容は、ふと見かけた美人女性を、冴えない男が追いかけ回して 苦労する、というコメディでしたが、それはともかく、このアルバムは とってもいいです。

このアルバムはスティービー・ワンダーのプロデュースで、3曲目の インストルメンタル曲を除いて、すぺてスティービーワンダーの作詞作曲。 つまりスティービーのオリジナルアルバムといって良いでしょう。
曲順にも起伏があり、1枚のアルバムとしてうまく構成されていると思います。 どの曲もいいのですが、この中で、ディオンヌ・ワーウィックと スティービー・ワンダーがデュエットしている(この組み合わせも豪華。 悪いわけがない)、It's You がすんばらしい。

It's You:
ふたりが巡り会った喜び、「この人だ!」とお互いが直感する神々しさを、 このハーモニー、この言葉の選び方、メロディは渾然一体となって 見事に表現しています。名曲です。
唄を聴いていると、頭はボーとして、こんな素敵な恋愛をしてみたいものだと 憧れてしまいます。

It's you, nobody has to tell me so
It's you, it's you
You're the angel sent from heaven above
For me, for you, and you for me

もう1曲、ディオンヌとスティービーがデュエットしている Weakness もまた、渋い曲ですが心に響きます。

このアルバムには、大ヒットした I Just Called To Say I Love You も 収められています。わかりやすい曲ですが、スティービーの作品としては 工夫の感じられない曲で、これが彼の代表曲だと世間一般に思われちゃったら いやだなぁ、という感じです。なんでヒットしたんだろうなぁ?


  1. The Woman In Red / Stevie Wonder
  2. It's You / Dionne Warwick & Stevie Wonder
  3. It's More Than You / Instrumental
  4. I Just Called To Say I Love You / Stevie Wonder
  5. Love Light In Flight / Stevie Wonder
  6. Moments Aren't Moments / Dionne Warwick
  7. Weakness / Dionne Warwick & Stevie Wonder
  8. Don't Drive Drunk / Stevie Wonder

    Song / Performer


1998/05/03 T.Minewaki

Stevie Wonder
ミュージック
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