大貫さんの新アルバム。 変わらずグッド。 今回は、全編ボサノバ&サンバです。ブラジル録音。 以前はどちらかと言うとヨーロッパ的雰囲気で、フランス録音とかが 多かったのですが、近頃は曲がリズミカルになってきて、 より明るい感じを受けます。 とはいっても大貫妙子の味が薄まった訳ではなくて、味付けが変わって また領域を広げたという印象。 かつて Purissima が出た時にも感じたが 「お、ひとつ抜けたな」という感じ。 エコーが浅く、楽器はアコースティック。 音質がラフな感じさえするのに、それがとても乾いていて軽くて、心地いい。 ボサノバは彼女の声と歌に良くあっています。 悲しいとかさみしい曲がひとつもない。 聴き込む程に味わいが増すアルバム。 9曲目の Friends はしみます。 |