![]() つれづれノート |
![]() つれづれノート 2 |
大部分はなんでもない日常をつづった日記だけど、 30 ページに 1 回くらいふと考え込むことがあって、 そこでの彼女の見解が興味深い。 人生のツボを突いているかもしれない。
- つれづれノート [1990/08/31〜1991/02/15]
- つれづれノート (2) [1991/06/03〜1992/03/15]
- つれづれノート (3) 毎日はシャボン玉
いつの間にか結婚し、子供までできている。 子供に対する考え方も独特で面白い。
「つれづれノート」でとても力づけられるところ(p174):子どもの頃の写真を見ると、 (…中略…) この子がとてもいとおしい。 (…中略…) どうかしっかりのびのびと生きておくれ、と思わずにいられない。 (…中略…) そうすると、今、現時点でのこの私でも、数年か数十年ののちの私から見たら、 この小さな子どもに今の私が感じるような感じを感じるのかもしれない。 きっとそうだろう。今はダメな自分でも、未来の自分から見れば成長の途中。
それならば、現在の私が過去の私にエールをおくる気持ちを、 未来の私が現在の私におくっているとして想像すると、 現在の私が、とてもいとしく感じられるだろう。 そうすると、私は、今の私であると同時に、 私を力づけているあらゆる時点の私と共にいることになる。
誰も見ていなくても、未来の自分が今の自分を見ている。
誰も励ましてくれなくても、未来の自分が励ましてくれている。
そう思えば、力が湧き、今を大事に、しゃんとして過ごそうという気持ちになる。
これを読むまでは、思いもよらなかった、新鮮な視点。
(2001/09/01)