( 1997/8/13 撮影 at ツグリキン・シレ、モンゴル ) ( スケールは 10cm )
8 月 13 日、3日目の朝が来た。朝食をとり、9:30 から発掘スタート。
歩いて南西の崖に向かう。キャンプ地と、昨日朝の発掘場所の中間くらいの
位置で、緩い斜面になっているところ。
うろうろと歩き回っていると、プロケラトプスの顎が露出してるのを発見。
歯つきの顎と、腰の部分が地面から出ている。途中の胴体部分は
風に飛ばされてしまっているようだ。マークして次へ。
Wさんは、大型のプロトケラトプス(ウダノケラトプス?)の部分骨を
発見したらしい。体長が3〜4メートルもありそうだ。
さらに小さい丘を登ったり降りたりして探していたら、急な斜面に 白い骨の散らばりを発見(写真)。砂をどけてゆくと、細く長い骨が現れてきて、 その隣にも同じような骨が並んでいる。ははぁん、これは肋骨だなとわかる。 右上の方にあるのが頭骨で、かなりくだけてしまっている。これもちょっと 不完全だなーと思いつつ、掘った先から肋骨が次々と出てくるのが面白くて、 しばらく掘り進む。肩甲骨も見えてきた。
ふと見回すと、緩い坂の上の方で、Sさんと HYPERSAURS さんが バルスボルド博士を呼んで、なにやら地面をみて話し込んでいる。 どれどれ何か出たかな、と思って行ってみると、そこにはすごいものが 顔をのぞかせていた。
[ 南ゴビ 写真日記 1997 | 思い出のアルバム | MINEW ]
T.Minewaki / minew@post.email.ne.jp