2002年5月の12日、ナマケモノ倶楽部との共催集会という形で、第4回関東集会を「カフェ・スロー」という軽食喫茶のステキなお店で行うことができました。会場の関係で、3時間という限られた時間枠の中ででしたが、なごやかで、新しい出会いのあるひとときを過ごせたのではないかと思います。前半はナマケモノ倶楽部の時間でしたが、ナマケモノ倶楽部とグルントヴィ協会の両方に関わりのある中村隆市さんが、それぞれの活動とその接点についてのお話をして下さいました。

　その際、中村さんが考えてきたお話の内容と、清水 満さんが用意したグルントヴィ協会活動紹介用の幹事メッセージの内容が、ほとんど同じだったため、中村さんがその原稿を読んだ上でお話をされました。また、少し前に「スロー・ライフ」についてNHKの取材を受けて、それが番組として放映されたそうで、そのビデオ上映もして下さいました。

　そして「スロー・ライフ」のことなどについて詳しく書かれた本「スロー・イズ・ビューティフル』(平凡社、2001年11月)の著者である辻信一さんから、「スロー・ライフ」などについてのお話も伺うことができました。その後、辻信一さんの娘さんたちによるピアノ演奏・ソーラン節の踊りの他、ナマケモノ倶楽部の会員の方々の自己紹介などが続きました。

　オーガニックコーヒーや手作りお菓子を頂きながら過ごした後半は、グルントヴィ協会の時間でしたが、当初は、[清水満さんの原稿をまず読んで、そして参加者の自己紹介]という予定でしたが、上記のように中村隆市さんが前半で読まれたので、参加者の自己紹介がメインとなりました。そのため、第二部でお聞きした感想の中には''今回は、時間の問題の面もあったので仕方ないけれど、前回までのような「グルントヴィ協会活動としてテーマを決めたお話」というのがなかったので、少し物足りなかった"というような発言もありました。

世話人からのお知らせとお願い

　関東での集会も、坂本卓二さんと木下務さんが1999年の10月に第1回を立ち上げてから、半年〜1年半に1回くらいのペースで、第4回まで開催することができました。第1回の集会終了時に『メインの世話人』のバトンを、坂本卓二さんと木下務さんから原順子(旧姓上羽)と伊藤さおりが受け取り、第2回から第4回までを企画させていただきました。

　その間、ほとんど全てが試行錯誤だったため、どのプログラムも''試しにやってみましょう"という勢いで決めたものが多く、参加者のみなさまには申し訳ない点も多々ありました。しかしながら、けっこう好評だったものもいくつかあったのではないかと自負しています(第4回の内容は少し物足りなかったかも知れませんが)。

　また、「話題提供者」や「講師」としていらして下さった方々には、本当に感謝しています。ありがとうございました。さらに、第3回から世話人のメンバーに入って下さった吉浜暢恭さんと大沢晴子さん、そしてもちろん、毎回協力人というような形で会を支えて下さった坂本草二さんと木下務さんの力があってこそ行えたものだったと思っています。ありがとうございます。

　ところで、今回「第4回」を終えて、『メインの世話人』のバトンを、原順子と伊藤さおりから次の方々にバトンタッチをしたいと思い、お知らせします。バトンは、第3回から世話人のメンバーに入って下さっている吉浜暢恭さんにお渡しさせて頂きたいと思います。もちろん、原順子と伊藤さおりも、今後も、協力はしていくつもりでいます。ただ、『メインの世話人』は、同じ人がずっとやるよりも、会を2-3回開催したらバトンを渡すくらいのほうが、偏らず多面的で視野を広く持てると思いますし、グルントヴィ協会的だと思います。

　そこで、会員のみなさまに呼びかけをさせて頂きたいことがあります。第5回の関東集会の開催、また、それ以降に向けて、世話人のメンバーに新しく入って下さる方が何人かいないと、今後、だんだんと、苦しくなっていく可能性もあると思います。

　会員のみなさま(できれば関東近圏にお住まいの方)で、もし、世話人のメンバーに入って下さる方、「やってもいい」と思われる方は、協会の方までどうぞご連絡をお願いします。

第2回から第4回までの世話人　原順子　伊藤さおり