グルントヴィ協会のデンマーク・スタディツアー2006

「旅するホイスコーレ2006・ユラン中南部篇」

アスコウ・ホイスコーレ
昨年の参加者(上)
ホルセンスの子どもたち(下)
 申し込みが最小携行人数に達しなかったために中止になりました。募集はしておりません。(2006年7月9日記)

 昨年に引き続き協会のスタディツアーを行います。

 ホイスコーレきっての伝統校アスコウ・ホイスコーレに滞在し、東海岸の産業都市ホルセンスの町を挙げての「中世フェスティヴァル」などを見ます。

 今回のテーマは「デンマークの身体文化と子どもへのまなざし」で、デンマーク体操やボディ・アアクション、フォルケダンスなどを体験したりしますし、幼稚園の訪問も二度あり、もちろん定番のグルントヴィ・ムーブメントの学校、ホイスコーレ、エフタースクール、農業学校の訪問もあります。とくにカリューのエコロジー農業学校訪問は今回の目玉の一つですし、久々の自然エネルギー施設見学(バイオガス・プラント、風車)も入れています。

 昨年は大好評で、参加者のみなさんにもたいへんご満足いただけました。講義の内容、学校や施設の見学、心のこもった歓待などふつうのツアーでは味わえないデンマーク社会にどっぷりと浸ったものになりました。今年はデンマーク人家庭でのホームステイもあり、たんなる見学だけでなくデンマークの人たちと生きた交流ができるのがこのツアーの最大の売りです。

2006年8月21日(月)〜8月30日(火)
申込締切 7月8日(土) 定員15名

内容:

8月21日(月)  出発 福岡空港 ソウル、アムステルダム乗換でコペンハーゲンへ。深夜Askov 着

8月22日(火 08:00 朝食
09:00 アスコウ・ホイスコーレの歴史と建物の紹介 ウラ・ヘニングセン
10:15 アスコウ・エフタースクールの紹介 カトリーネ・ムンク
11:30 ポール・ラ・クール・ミュージアム見学
12:30 昼食
14:00 デンマークの教育制度、とくにフォルケスコーレ(公立小中学校)について
16:00 ボディ・アクションワークショップ シャーロッテ・オーゴール
18:15 夕食
19:00 アスコウ・ホイスコーレ元校長 ハンス・ヘニングセンとの談話
 ハンス・ヘニングセンはアスコウ・ホイスコーレの校長を長くつとめ、デンマークのホイスコーレ運動の生き字引的存在として、著書も多くある知識人です。
8月23日(水) 08:00 朝食
10:00 グレンバング・スコーレ(公立小中学校)の見学とデンマークの幼稚園の訪問
12:30 昼食
13:15 古都リーベ観光と散策+バイオガス施設と風力発電の見学
 リーベはユラン半島西海岸近くにあり、500年以上前の建物が残る、
デンマークでも最も美しい町の一つとして有名です。
また近郊のバイオガス施設と風車発電施設も見学します。
18:15 夕食
19:00 デンマーク・フォークダンスの夕べ
 デンマークのフォルケダンス愛好会の人たちといっしょに
伝統的なフォークダンスを踊ります。昨年大好評だったプログラムです。
8月24日(木) 09:00 DGI(デンマーク体操・体育連盟)とデンマーク体操 ハンス・ヴェルナー・フランセン
12:30 昼食
16:00 オングドム・スコーレ(放課後子どもたちの遊ぶ学校、子ども支援施設)の見学
18:15 夕食 フェアエル・パーティ
8月25日(金)

09:30 ホルセンスに向けて出発
11:00 ホルセンス着
12:00 昼食
14:00 聖イブス小中学校訪問 
 聖イブス小中学校はカトリック系の私立学校で、音楽教育で有名です。この学校のビッグバンドが10月に九州に公演旅行に来ます。
15:00 個性的な教育をする幼稚園見学
18:00 夕食
 夕食後参加者は別れてデンマーク人家庭に行き、家族と交流します。デンマークの一般市民の暮らしを直に見聞できる貴重な機会です。今回はホルセンス滞在の3日間すべてホームステイという他のツアーにはありえない画期的な試みです。大いに交流して、民間外交を進めて下さい。

8月26日(土) 10:00 ホルセンス市の中世フェスティヴァル見物
 ホルセンスはデンマークでは大がかりな中世フェスティヴァルで知られ、ヨーロッパ各地から観光客が来ます。市民が中世の騎士、貴族、商人、町人などに扮して、パレードや音楽、、屋台などでにぎわいます。
14:00 カリュー・エコロジー農業学校訪問とガイド
 ホイスコーレと並ぶグルントヴィ・ムーブメントの学校が農業学校です。とくにカリューは有機農業の教育を行うことで知られています。
18:00 ホームステイ先に帰宅
8月28日(日) 10:00 テストロップ・ホイスコーレ訪問
 テストロップ・ホイスコーレは実利や趣味に流れる他のホイスコーレの主流派とは一線を画し、あくまでもグルントヴィの伝統に忠実ながら、最も多くの学生を惹きつける魅力をもち、成功しているというユニークなホイスコーレです。
13:00 ウンゲイェム・エフタースクール訪問
 昨年大好評だった生徒たちとの交流、彼らの案内による学校見学など貴重な体験ができます。
16:00 ウルズロップゴーでのカヤック体験(天候次第では中止もあり)
 湖でカヤックに乗ります。北欧で盛んな夏の代表的なアウトドアスポーツです。
18:00 ホームステイ先に帰宅

8月29日(月) 07:00 朝食
08:30 ホルセンスからコペンハーゲンに向けて出発
14:00 グルントヴィ運動のセンター、ヴァートフ訪問
グルントヴィ図書館、文書館、ヴァートウ教会など見学
オヴェ・コースゴールの講義 16:00 市内観光、ショッピング
20:00 チボリ公園で自由行動
21:00 ホテル着
8月30日(火) コペンハーゲン空港出発
8月31日(水)日本到着

  
費用
ツアー経費 約12万円〜14万円程度
 最小携行人数は10名です。それ未満の場合中止もありますので、あらかじめご了承下さい。今年はアスコウ・ホイスコーレのセミナー経費値上げ、バス代の高騰、優れた通訳の方の採用などで割高になりました。その分ホームステイなどで何とか抑えるように努力しましたが、最終的な価格は参加者にお知らせします。なお、最終日の観光に伴う費用、夕食代はこの中には入りません。 
 航空運賃 約20万円(福岡発着KLMオランダ航空使用 運賃約17万円、空港税、出国税、燃料費など訳3万円)。 航空会社は現在座席確保のため、格安の場合料金の支払いを予約後3日間以内とすることを要求していますので、航空券の支払は申し込み後すぐになりますことをあらかじめご了解下さい。航空運賃は成田空港、関西空港などの利用で価格が変わることがあります。
 
総額32〜34万円
 
タイ航空、シンガポール航空などの南回りの路線であれば、10万円前後でいくことができます。また自分で独自に有利な便をとってもかまいません。関東の方は東京で購入した方が安くなります。それらの場合には現地(コペンハーゲンかアスコウ)合流になります。海外旅行に慣れた方はそちらをお勧めします。

注意
1、これはあくまでも協会が呼びかけて個人が集まっていく個人旅行の形式をとりますので、各自でかける旅行者用保険を超える責任、あるいは航空券を購入した旅行会社が負う以上の責任を協会が負うことはできません。参加者はそれを了承した人に限らせていただきます。
2,キャンセル料金については、航空券は旅行会社の規定に準じます。ツアー経費は3週間前であれば無料、それ以後はツアーの共通経費(通訳者報酬、貸切バス代)を人数で割った料金(数万円程度)になります。
3,デンマーク語・日本語通訳はアスコウ・ホイスコーレとカリューの農業学校のときにだけつく予定です。それ以外は基本的に英語になり、通訳はつきません。大意を日本語で伝える際に、参加者で英語のできる方のご協力をお願いしたく思います。みなで協力してやりましょう。


申込先:協会事務局

協力旅行会社
シー・アンド・シー・ツアーズ(福岡県知事登録旅行業第3-410号)


締切 第一次締切 7月8日(土)

参考:「旅するホイスコーレ2005・ユラン中南部篇」の報告