●クサノオウ | ●クマツヅラ | ●クララ | ●グラリオサ |
●クリスマスローズ | ●クロバナロウバイ | ●クワズイモ |
|
|
||
<全草、特に草の汁> 症状:ケシ毒と同様、中枢神経系に対して弱い麻痺や痲酔の作用がある。阿片がわりにも使用された。日本のものはこのヘレリスリンが少ないので毒性が注目されなかったようだ。草の汁が黄色いことから『草の黄(くさのおう)』となづけられたらしい。 |
|
|
|
|||
この草は毒草ではありませんが、園芸種のバーベナと間違えないようにしてください。 |
|
|
◯道中の宿屋で蚤を避ける方法 八隅蘆庵「旅行用心集(現代訳)」 |
|
|
||
<特に根、種> 症状:クララという名は「目がくらむほど苦い」、というところからきているらしい。口に入れた場合、嘔吐、腹痛、視覚聴覚異常、意識不明、痙攣。ただ、このめまいや幻覚作用をわざと利用した例も。 |
|
植物保護液から禁止成分検出 有機農業に使用、販売停止 散布用として有機農業などに使われていた植物保護液から、毒性が強く国内では農薬取締法で使用が認められていない成分が検出されたことが22日、農林水産省などの調べで分かった。 (2007/11/22 共同通信 より) |
|
|
||
<主に根茎> 症状:死に至る激しい下痢、嘔吐。下血等。コルヒチン6mgで致死量。中毒症状はコレラに似る。 コルヒチンはイヌサフランにもふくまれていることで知られているが、細胞分裂の際に紡錘糸を作らせないようにする。これを利用して作られたのが種無しすいかである。 |
|
|
遠くから蹄の音が聞こえたとき、頭(かしら)は最初の合図を出した。相手はせいぜい、ひとりかふたりだ。手下たちは弦をはった弓に矢をつがえ、ねらいを定めながら、弓矢を持ち上げて構えた。矢には非の打ちどころなく羽根がつけられ、鋭い先端には、あの女がクリスマスローズやほかのものから作ったねばねばの軟膏がたっぷり塗ってある。オオカミやキツネを殺せる軟膏だという。自分を矢尻で傷つけないように気をつけて、とあの女はいった。皮膚につけるだけでもだめよ、と。(略) 「いまだ!」彼は叫んだ。4本の弓が矢を放った。(略) 頭(かしら)が次の矢をつがえて、道にへわずかに走り出たとき、馬が1頭逃げていった。一人の男が3本の矢を受けて、地面で身もだえしている。クリスマスローズは素早く確実に効く。間違いない。 カレン・ハーパー『女王探偵エリザベス一世』
◆古代には有毒植物を採取するときにはいろいろのしきたりがあった模様(参・マンドラゴラ) |
|
|
|||
<全草、特に根> 症状:嘔吐、皮膚炎、心臓麻痺。多量の摂取は即死。クリスマスのころに咲くのでこの英名がある。学名の「ヘレボルス・ニゲル」はギリシャ語で“食べると死にいたらしめる黒いもの”という意味らしい。 |
|
|
|
|
<全草> 症状:中枢神経のマヒ。痙攣。ストリキニーネ(→マチンの項参照)と似た症状がでる。同じ科でおなじみ蝋梅が「咳」や「解熱」に効果があるので、「色が違うだけだ」ということでの誤飲があったらしい。蝋梅は中国が原産といわれているが、クロバナロウバイは北米原産。 |
|
|
|
||
<全草> 症状:なまのまま口にすると強烈な刺激を受け、吐き出さずにはいられない。敏感な人は皮膚が赤くかぶれたり痒くなったりする。これは他のサトイモ科の植物もいっしょである。 |
|
鹿児島県生活衛生課は2004年12月3日、食用にできないため「クワズイモ」と呼ばれる植物を食べた60代の男女4人に、唇のしびれや胃痛などの食中毒症状が出たと発表した。 ZAKZAK 2004/12/04 |