『バジル』

夏、っていったらバジル
でもまてよ。我が家ではバジルはハーブじゃないぞぉ。

 バジルはハーブです、間違い無く。しかしこの時期、ハーブ扱いされていません。じゃあなにかっていうと、夏の我が家ではバジルは『野菜』です!

ハーブって、『医療効果を期待して摂取する植物』のことのようで、確かに、ちょっと元気をだすためにバジルのお茶をいれましょう、なんてときはバジルはハーブでしょう。

 しかし、朝食のウインナーの横にレタスと同じ量で並べてあったり、山のように刻んでスパゲッティにいれたり、味噌とまぜて焼きおむすびにしたり、夏だバジルださあ喰うぞ、なんてとき、薬効は全然考えていません。『おいしいから食べるんだ!』ただこれだけです。

バジルとだけ書きましたが、お馴染みのスイートバジルです。バジルにもいろいろな種類がありますが、うちはひたすらこれ1種でした。


 ところがあるとき、冬のさなかにお花満開のバジルを見つけたんです。(→『Herbal Life college』参)

スイートバジルは日本では1年草扱いで、暑い夏が過ぎると外ではだんだん元気がなくなり霜にあたると葉が黒く変色しておしまいです。

ところがこのバジル11月末だというのにその勢いのいいこと! 名前はアフリカンブルーバジル。しかも食べられるときいて早速購入。冬でもバジルを野菜あつかいできる、と大喜びしたのです。

この写真は、夏なので緑色ですが、気温が下がってくるにつれて葉のいろは紫が強くなります。花は可愛いピンクで、1年中咲いています。

〜〜アフリカンブルーバジルを試食した感想〜〜

スイートバジルとちがって葉っぱの表面にうっすら産毛がはえているので口のなかにいれるともさもさする。

噛むと、辛い! 薄荷みたい! 口の中がスーハースーハーする。

お茶にすると、香りがきつい。エセンシャルオイル的な香り。味はやっぱりスーハースーハーする。

口の中をすっきり爽やかにさせるとか、一気に眠気を吹き飛ばすというようなときはいいかも。
スイートバジルのお茶より元気がでそう。生食にはむかないと思うな〜。

この香りをいかして、芳香剤や入浴剤に使うといいかもしれない。

、、、ということでやっぱり『野菜』になれるのはスイートバジルでした!

『野菜』のスイートバジル
(紫蘇のとなりはまずいかな)

鑑賞用になっちゃった
アフリカンブルーバジル
(紫の寄植え群のひとつ)

      

【アフリカンブルーバジル】
『ダークオパールバジルとカンファーバジルの交配種。0度近くの低温に耐えて成長を続ける多年草。赤紫花を穂状に付け周年開花する。紫がかった緑葉は低温期は特に紫が強くなる。装飾、料理用の両方に使える。』

いろいろ調べたのですが、わかってるのはこれだけなんです。詳しく解説してあるものが見つかりません。御存じのかた、どうか教えてください。

---濱野さまが調べてくださいました!
ダークオパール  Ocimum basilicum‘Dark Opal’
カムファーバジル Ocimum kilimandscharium (東アフリカ原産で強いカンファー臭あり 胃痛軽減と風邪に使用 カンファーの工業原料)

近縁な2つの種の雑種にあたる思うのですが、 雑種だからその植物の特質を維持するにはいずれにせよ挿木で増やすことになるとは思います。売られているのも挿木苗じゃないかと。

vielen dank!

  


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