東京駅から銀座

2012年11月11日、自由人エネルギー勉強会に参加のために学士会館にでかけた おり、改築なった東京駅前に立ちその全貌を目に納めた。創建当時の姿に復元されたという。周辺に高層ビルが増えたが、この空間権の売却で改装費を捻出した という。

東京駅全景 2012/11/11撮影

2014年3月29日、大学の研究室の後輩のM東北大名誉教授、その秘書、そして同門のUとKが銀座のらん月地下に集まり、旧交をあたためることになった。よい機会と東京駅八重 洲口から銀座まで散策した。しばらく見ないうちに、八重洲口はグランルーフという大きなテントで覆われ、雨を防ぐ構造に進化して垢抜けていた。



八重洲口 2014/3/29撮影

銀座の並木道でシャンゼリゼ風のオープンカフェを見つけ、風に吹かれながらカプチーノを楽しむ。(Cafe Serial No.257) 時間潰しにエーモン・フィングルトンの驚くべき見解「巨龍・中国がアメリカを喰ら う  欧米を欺く「日本式繁栄システム」の再来」を読む。



パール・デル・ソーレにて

銀座のらん月地下の「酒の穴」では我々の世代の総括をした。(Bar Serial No.258) 一番愉快だったのは某石油会社に入ったUの話で、会社の経営方針を批判したかどで栃木の支店といっても社員3名の会社にとばされてガソリンスタンド設立工作 をさせられたという。これを聞きつけた、わが大物指導教官(後の東北大総長)はその会社に「おれの弟子を粗末にあつかうような会社には今後推薦状は書かな い」と一喝した逸話だ。即、我が友人は本社に呼び戻され、重役待遇になったとか。当時の大学教授の権力はたいしたものだった。すべて需給バランスの産物で ある。しかし結局、Uはその会社はやめ、某総合化学の老舗に移籍し、ながらくニューヨーク支店長として好き勝手していたようだ。Uを追い出した石油会社は消えてしまった。もう一人、別の石油会社の重役 になった同門の友人Kが国木田独歩の末裔だというジャズ歌手「澤チエ」さんを連れてきた。思えばこの二人は学生時代から遊びの名人だった。



酒の穴にて 澤チエ撮影

November 13, 2012

Rev. April 11, 2014


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