丹沢

大山

大山は江戸時代は大山詣りで賑わったところだ。2004年7月7日、wakwak山歩会は会津駒ケ岳の計画であったが、メンバーの一人が都合で参加できなくなった。急遽予定を変更し、近くの大山 (海抜1,252m)にトレーニング方々のぼることになった。幹事のKが3日にも奥さんを連れて大山に登ったそうであるが、広沢寺温泉(こうたくじおんせん)に下るとき、間違った沢に下り、往生したとのことで、蓑毛からヤビツ峠経由で登り、阿夫利神社下社に下ることにした。登り高低差932m、下り高低差412mである。

ヤビツ峠経由の大山登山ルート 茶色

秦野駅集合時間8:30になってもメンバーの一人が現れない。自宅は出たようなのでバスを1便遅く変更。時間がたっぷりありと甘く見て各駅停車に乗ってしまったのが遅れた理由という。蓑毛で下車し、ヤビツ峠に向かって登り始める。この道は昨年2月、塔ノ岳からの下山に使ったルートだ。当時の記憶より登りやすい。そのほとんどが杉の植林地である。1時間半かかってヤビツ峠に到着。標準時間の1.5倍かかっている。ヤビツ峠の駐車場に車をとめて登山している人も沢山いるようだ。

ヤビツ峠から春岳山に向かって登り始める。急なところもあるが全般になだらかで、気持ちがいい。南面は杉の人工林だ。山頂付近になってようやく自然林になる。大山山頂 まですべて森林のなかで、30年以上前の1971年5月3日にヤビツ峠から親類の子を連れ、娘を背負って登った時の強い日差しが照り、秦野方面の下界がみえた尾根がみつからない。当時の写真をみるとそこは森林の伐採後の植林地だったようだ。30年間で植林した杉が林に生長したようだ。小休止した林がかって植林直後の幼木のある裸の尾根だったのだ。

みごとに育った杉林で一休み(2004年コンちゃん撮影)

伐採後の植林地 1971年撮影

山頂に達する前に12:00になり、腹も減ったので昼食をとる。山頂の阿夫利神社の前にはブナの大木があり、この日陰で心地よい風にあたりながら下界を眺めるのがなにより。この木は「雨乞いの神木」といわれ、雨降山(あふりやま)または阿夫利神社の名前はここからきているらしい。神社裏手には無線中継施設ができていた。

山頂で (コンちゃん撮影)

山頂から見下ろす平野もかすみのなかでせいぜい伊勢原が見える程度である。オスジカが1匹草を食べているが登山者がなにかうまいものをくれるのではないかと期待半ばという感じである。ここで氷水を注文。1時間半で表参道を阿夫利神社下社まで下る。下るに従い、神域のためか樹齢600年というスギやモミの巨木が増える。ストック2本使ってひざを保護したのでサポーターをしなくとも痛くならない。阿夫利神社下社はなかなか立派になっていた。ケーブルカーで下り、追分の元瀧という宿で風呂を浴びる。バス停広場は川の上につくった人工地盤で見覚えがあるとおもっていたら、1997年バイクで最乗寺と足柄峠散策後ここを訪れていた。伊勢原で反省会。

スケジュールとパーフォーマンス

日付

場所 予定時刻 実時刻 歩数 毎時高度差(m/h) 毎時歩数

7月 7 日

小田急秦野駅 改札口

8:30集合、8:35発

9:05発

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蓑毛 (海抜320m)

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9:30発

0

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ヤビツ峠 (海抜760m)

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11:00発 3,700 293m/h

2,470steps/h

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大山山頂 (海抜1,252m)

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13:30着 6,660 239m/h

1,973steps/h

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阿夫利神社下社(海抜740m)

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15:00着、昼食12:00発 10,550

328m/h

2,593steps/h

July 7, 2004

Rev. January 11, 2008


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