花菜ガーデン

2012年5月14日、グリーンウッド夫妻は神奈川県立の花菜(かな)ガーデンにでかけた。890種のローズフェスティバ ルが開かれていたからである。太陽活動が低調になってきて天候がすぐれなかったが陽光が燦々と降り注ぐ日であった。サングラスで防衛しながら出かけたが、 気温はTシャツでも快適であった。

平塚駅から秦野行きのバスにのると、2006年9月8日に同じバスに乗って金目山光 明寺に向かった時、金目川の合流点の橋を渡った記憶がよみがえる。花菜ガーデンは金目山光明寺と同じ金目川沿いにあり、平塚からみて少し手前であ る。多分造成され てまだ10年は経過していないと思われるので巡礼当時は造成中だったのだろう。土手の上につけられた道路から周辺の水田に向かって少し下がったところなの で気 が付 かなかった。ポプラの 木などはまだ大きくなっていないが、バラ園は鑑賞に堪えるように育っていた。


花菜ガーデンにて

チェコを代表する作家チャペックの家というレンガ建ての家があった。カレル・チャペックは、前世紀前半のチェコを代表す る作家で“ロボット”の言葉を作った人としても有名。。語源はチェコ語で「労働」を意味するrobotaとされている。「ロボット」という言葉を作ったの はカレル・チャペック自身ではなく、カレルの兄で画家のヨゼフ・チャペックだという。カレル・チャペックが小説R.U.R.のあらすじをヨゼフに話し、彼 にどのような名前にしたらよいだろうかと聞いてみたところ、ヨゼフが口に絵筆をくわえてもごもごとした口調で「ロボット」はどうだろうかと答えたという。 類似語にオートマトンがある。

チャペックは園芸をこよなく愛した作家である。このガーデンの理想を体現するというふれこみで、プラハ郊外にある家を再 現したようだが展示物はなく、単なるトイレだった。 合理的であるがちょっと失礼。

付属レストランで昼食をとって帰る。

May 14, 2012


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