高尾・陣馬

陣馬山ー高尾山縦走

1964 年の夏、北アルプスに登山した中学、高校時代の友人クリ さんとコンチャン、マーさんの3人が引退後山登りを再開した。グリーンウッド氏にも参加しないかと声がかかり、4名となった。会の名前も4名の頭文字を連 ねてwakwak山歩会と した。3名が既に4回登っているので今回の和田峠→陣馬山→高尾山縦走は第5回wakwak山歩会となる。グリーンウッド氏にとってはそれこそ36年ぶり の登山である。ルートは下図の通り。総距離11.98km、総登り629m、、総下り848m。



2000年1月30日5:30起床。6:06鎌倉高校前発。8:00 JR八王子駅集合。10:00タクシーで陣馬街道和田峠着。ここから東京都(武蔵国)と神奈川県(相模国)境の分水嶺を高尾山に向かって約6時間かけて縦 走開始。この分水嶺の北側は多摩川の支流淺川である。南側は相模川である。陣馬山(857m)山頂の眺望は折りからの晴天で絶景。富士山はかさ雲をかぶっ ていた。

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陣馬山山頂から見た富士山

2月5日の朝日に1月31日早朝、御殿場の長尾峠で撮影した写真が掲載されたが、風下にできるかさ雲と同じ形 のつるし雲が見事に写っている。上の写真は長尾峠と反対側の陣馬山山頂から撮影したものである。2つ目のつるし雲が手前にあるため、1目のつるし雲がよく見えない。朝日に掲載されたような見事なものであるとはその時は気がつかなかった。あとで撮影し た写真を見て気がついたわけである。強い季節風が富士山に突き当たり上昇してかさ雲が出来るが、富士の風下で気流が波動現象が生じ、山が無いのにあたかも あるかのようにつるし雲が発生するようである。

陣馬山山頂近くの日影には残雪があり、道は溶けた霜柱で歩きにくい。11:30には景信山で昼食。ここから道を誤り小下沢に向かい半分下る。途中で 気がつき、再度景信山に登り、縦走を続行。疲労で股の筋肉のこむらがえりを3度経験。

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陣馬山山頂で 背後の山は連行峰(1,030m)

小仏峠で新宿の高層ビルを遠望。高尾山では横浜のランドマークタワーとベイブリッジを遠望した。八王子市東南に広がる多 摩丘陵地帯は美しい。高尾山からケーブルカーに至る中間点で薬王院を通過。立派な寺である。

高尾山略記によれば、高尾山は天平16年(1200年以上前)行基菩薩が聖武天皇の勅願を奉じ、東国鎮護の総祈願寺とし て開山された。今から600年前、俊源大徳がこれを中興し、併せて飯縄大権現を祀って修験道の根本道場とした。現在は新義真言宗智山派に所属する大本山で あり、高尾山薬王院有喜寺と称する。関東三山の一つであるとのこと。

16:00高尾山口に到着。八王子の天狗で旧交を温め、次ぎの予定を話し合って散会。全行程34,000歩であった。

2000年2月5日

Rev. November 10, 2017


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