箱根

芦ノ湖西岸散策

2010年12月12-13日、グリーンウッド夫妻は芦ノ湖西岸を歩いた。富士屋ホテルレイクビューアネックス箱根ホテル」が夫人のお目当て、芦ノ湖西岸はグリーンウッド氏のお目当てだ。グリーンウッド氏は2年前wakwak山歩会仲間と芦ノ湖東岸を歩いている。5年前にはY夫妻と外輪山散策もしているので都合3回10km程の芦ノ湖沿いの道を歩いたことになる。

芦ノ湖畔北岸散策ルート 桃色

念のため、前日スノータイヤに履き替える。

第一日

日曜日のため、箱根湯本の混雑を避け、御殿場側から登ることにする。雲ひとつない晴天である。湘南道路からも東名からも真っ白な富士の完璧な姿をみることができた。東名高速を御殿場で降りて湖尻峠に向かう。この道は狙い通り閑散としている。ただ箱根スカイラインに入るところを間違えて長尾トンネルに入ってしまった。長尾峠で芦ノ湖を望む。湖の左手には神山と大涌谷の湯煙が見え 、眼下は箱根カントリークラブだ。

長尾峠より神山と芦ノ湖

引き返すのはやめて乙女口に向かう。ここは大分昔に一度逆方向から走行したことがある。山腹につけられた狭いトラバース道である。対向車も来ない静かなところだ。仙石原から箱根町まで芦ノ湖 東岸の道を辿り、箱根関所跡のすぐ先の「箱根ホテル」につく。(Hotel Serial No.491)前から気になっていたホテルだ。インターネットで直接予約してある。

箱根ホテル

午前中だがチェックインしてホテルの中庭に出ると三国山の上に富士山が見える。湖の奥の中央に見える3つのピークは今回通り損ねた湖尻峠と長尾峠の間にある山だ。長尾峠、丸岳、長尾山、金時山は芦ノ湖東岸の都嶋ノ鼻に隠れて見えない。ということは長尾峠からも箱根ホテルは都嶋ノ鼻に隠れて見えていなかったわけだ。11:30車を置いて出かける。

箱根ホテルの中庭

芦ノ湖の南岸に突き出た半島(畑引山)の上は箱根やすらぎの森として整備されている。そこの見晴らし台に登り、おにぎりの昼飯とする。

森を下れば白浜である。アングラーの聖地らしく完全装束に武装した一団と会う。ここから望遠レンズで芦ノ湖を撮影すると左手の箒ヶ鼻と右手の都嶋ノ鼻の向こうに丸岳(1156m)を望むことができる。山頂に無線中継所が見える。その山腹に右下がりに見える線が長尾峠から乙女口へ下るトラバース道だ。この道の上に向かって植林してあるのが見て取れる。長尾峠からみた芦ノ湖は白浜の方角を見ていたわけ。

白浜から箒ヶ鼻と都嶋ノ鼻の向こうに丸岳を望む(望遠レンズ)

右手に箱根神社や山ノホテルを見ながらあるくとやがて箒ヶ鼻につく。ここからは箱根ホテルが見えた。ここで小休止。

箒ヶ鼻から箱根ホテルを望む(望遠レンズ)

更に歩いて百貫ノ鼻につくころには竜宮殿が見えてくる。道は予想に反して急角度で湖に落ち込む山の斜面につけられた狭い道だ。落ちたら真っ直ぐ湖水までという道が延々と続く。ようやく少し平らになったところが真田浜だ。このあたりからは箱根プリンスホテルが見える。季節がら色のない道であったが、路傍に赤い実をつけたミヤマキシミの群生があった。不老山で春、白い花を見たことがあるが実は初めて。

ミヤマキシミ

ここでようやく道半ばである。引き返すわけにもゆかず、休憩もせずただ歩く。対岸との距離も近くなり、湖はくびれている。ようやく深良水門が見えるころは日は西に傾いていた。深良水門がなぜここにつけられたかが良く分かる。 外輪山がここが一番低いのだ。結構な水量が流れている。湖尻の水門は完全に閉ざされているので、芦ノ湖の水は全てここから流れ出ていることになる。深良水門から桃源台までは遠かった。桃源台まで全行程走破に4時間かかった。標準タイムは3時間。PM4:10の最終便に乗って箱根ホテルに戻る。

ホテルの部屋は真正面に富士山の見える3階の部屋をとる。露天風呂は3階にあり、天井が丸く空いていて空が見える。夕食はフランス料理フルコース。

第二日

今日は雨だ。朝食後、ホテルの専用桟橋を散策する。ここから隣の関所跡と昨日乗ってきた海賊船が良く見えた。

海賊船

関所跡

玉村豊男ライフアートミュージアムに立ち寄り、箱根湯元経由帰宅。

December 14, 2010

Rev. December 17, 2010


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