奥州

安達太良山・一切経山・裏磐梯

2016年10月3日(月)から5日にかけ2泊3日の登山計画をたてた。第一日は安達太良山、第二日は一切経山登山。ついでに第三日に裏磐梯の五色沼自然遊歩道トレッキングを行う計画である。この間の移動は7人乗りのレンタカーを利用という計画であった。

第一日、10月3日(月) 一切経山

2016年は例年と違い、雨と台風の当たり年であった。直前の予報では第一日は曇りで、第二日は晴れとなった。また前泊しないため、あだたらエク スプレス山麓駅着10:00では、78才の歩く速度が標準時間の1.3倍として下山完了が17:10となり、暗くなる。標準時間の1.3倍以上かかればヘッドランプが必要となる。そこで計画を変え、第一日は一切経山とし、主目的の安達太良山は第二日に回し、第 三日は裏磐梯と組み替えた。ホテルは変えられないので、車で行ったり来たりはやむを得ないとした。幸い、磐梯吾妻スカイラインは東日本大震災以降無料である。

東京7:12発→(やまびこ123号)→大宮7:38発→着8:33郡山

東武練馬6:09発→(東武)→着6:24池袋6:41発→着7:15大宮

鎌倉高校5:27発→(江ノ電)→着5:46鎌倉5:51発→着6:47東京
JR郡山駅東口トヨタレンタリース新福島 電話 024-942-0100

トヨタレンタリース新福島9:00発→(レンタカー115号線 )→土湯峠→(磐梯吾妻スカイライン)→着10:30浄土平駐車場

郡山を出ると小雨であった。岳温泉通過中雨はあがり、安達太良山の山頂である乳首がみえた。上空は晴れであった。ちょっと残念な気もしたが、帰着が遅れ、暗くなるリスクを考え、そのまま一切経山に向かう。

浄土平駐車場(1,600m)11:00発⇒鎌沼(持参弁当で昼食)13:00発⇒着14:00浄土平駐車場

浄土平駐車場に駐車し、一切経山(1,948m)に向かって登り始めたが、一切経山に向かう分岐点は3つとも全て有毒ガス発生のため立ち入り禁止となっていた。結局、 全山、入山禁止になっていることを知る。



浄土平からの一切経山

振り返ると吾妻小富士の全貌が見える。



吾妻小富士 秦さん撮影

結局、蓬莱山の裏手にある釜沼まで登り、そこで昼食をとり引き返す。

浄土平駐車場14:30発→(レンタカー 磐梯吾妻スカイライン、土湯トンネル)→着16:00岳温泉陽日の郷あづま館

土湯トンネルを出たところにある「道の駅つちゆ」から一切経山と吾妻小富士が重なった姿で遠望できる。



道の駅つちゆから一切経山と吾妻小富士を望む

陽日の郷あづま館泊(Hotel Serial No.544) 適温の湯と、バイキング方式の夕食を満喫。熟睡


第二日、10月4日(火) 奥岳自然遊歩道、会津のさざえ堂、
五色沼自然遊歩道

夜半3:00に強風が出始める。

陽日の郷あづま館8:00発→着8:15奥岳あだたらエクスプレス山麓駅駐車場

エクスプレス山麓駅駐車場は風速20m/sの強風が吹きすさび、当然ながらロープウェイは運行中止。この強風は台風19号のものではなく、日本海の高気圧から秋雨前線にむかって吹き出す風であったと後で知る。

やむを得ず奥岳自然遊歩道を散策する。ここはこくろがね小屋から下ってくるジープが通れる林道と知る。



あだたら自然遊歩道


第一日に強行すれば暗くなった林道を歩いたはずだ。 あだたら自然遊歩道はなかなか良かった。

いまだ時間がたっぷりあるため、第三日の予定だった会津に向かうことにする。途中、磐梯山の麓で小休止。



磐梯山

奥岳あだたらエクスプレス山麓駅駐車場9:30発→(レンタカー 一般道)→会津のさざえ堂駐車場

会津のさざえ堂見物



さざえ堂にて

会津のさざえ堂→磐梯高原駅⇒五色沼自然遊歩道散策⇒ホテル五色沼駐車場→(レンタカー 磐梯吾妻スカイライン)→着17:00高湯温泉

五色沼自然遊歩道散策は結構タフであった。磐梯吾妻スカイラインは16::00以降は入れなく、17:00以降は出ることも出来なくなるため、先を急いだ。



浄土平から高湯に向かうスカイライン

浄土平から高湯に向かうスカイラインは有毒ガス噴出のある荒れ地を通過している。一切経山とその尾根の一つに囲まれた窪地である。

「つばくろ谷」にかかる新旧橋を見物して高湯に着く。

旅館玉子湯泊。(Hotel Serial No.408) 沢山ある露天風呂を満喫。高湯は1996年一度、2006年にハーレーダビッドソンの仲間とバイクで、そして今回の2016年とほぼ10年間隔で訪問したことになる。玉子湯は2回である。玉子湯の駐車場には超高級車のベントレー Flyungt Spur V8 があった。


第三日、10月5日(水) 安達太良山

予報通り、風はないため、アタックする。接近中の台風18号でロープウェイが止まることを考慮して山頂は無論、長居をしないつもりで出かける。

高湯玉子湯8:00発→(レンタカー27km 40分 徒歩15分)→着8:40奥岳あだたらエクスプレス山麓駅駐車場9:00発→(あだたら山ロープウェイ)→着9:30山頂駅 (1350m)

台風が接近しているため、再度ロープウェイが止まるリスクを避けるためにですぐ引き返すつもりだ。往復切符を買ってロープウェイに乗る。薬師岳展望台 が山頂駅の近くのため、そこまで歩いて記念撮影。霧のため、視野はない。


薬師岳展望台にて

ここで引き返すつもりであったが、薬師岳展望台で会った地元のボランティア案内人に連れられて表登山口分岐(仙女平分岐)まで往復する。



仙女平分岐で見た黄色の実をつけたドウダンツツジ

案の定、我々7名 があだたら山ロープウェイ下りの最後の客となった。我々の帰着前にロープウェイが止れば歩いて、麓まで下ることになるハメになるところであった。まさに綱渡 りであった。

山頂駅9:10発⇒表登山口分岐10:00発⇒着10:30山頂駅⇒着10:40エクスプレス山麓駅→(レンタカー 459号線 磐越自動車道)→着12:00JR郡山駅東口トヨタレンタリース新福島

駅ビルで地元名物の蕎麦を食す。

郡山14:30発→(やまびこ142号)→着15:48東京

今回のアタック隊は長野高校同期を中心メンバーとしている。雑談のなかで長野高校の後輩で東大卒後自治省にはいった男が福島県知事になっていると知り、驚 愕した。いったい福島県民はどうして自治省出向の元副知事を知事に担ぎ上げたのだろうか?なぜ原発再稼働を進めようとする中央の回し者を知事に仰いでいるのだろうかという疑問がふつ ふつと沸き上がる。東京都民や新潟県民とあまりに違いすぎる。『第二の戊辰戦争の敗戦』とおなじではないか?自分の足で立つことも出来ず、中央に頼ることしか頭にな いようで、あまりに悲しい。地方自治など夢のまた夢。

参加者:和田、小粥、榎本、秦、加畑、安井、青木

July 16, 2016

Rev. October 24, 2016


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