鎌倉プロバスクラブ卓話

一幼稚園児がみた二二六事件

鬼頭健介

2013/02/08

鎌倉プリンスホテル

陸軍将校の反乱時、横 須賀の海軍が陸戦隊を鎌倉経由で出動させたのを目撃した。親英米派の代表として湯河原の伊藤屋旅館別荘「光風荘」に牧野伸顕が宿泊していたところを襲撃さ れたが、孫である麻生和子(吉田茂の娘)の機転によって窮地を脱し、大磯にいた牧野伸顕を護衛するために出動したのだろうという。父親がこれから大変な時 代になるねと話していたのを思い出す。まさに父親のいうとおりになった。陸軍内部の統制派に対する皇道派の反乱だったのだが、この事件後、国民は中国進出 を支持したのだ。

ここまではなかなか良い話だったが、話はとんでもない方向に向かい、脱原発運動は中国進出を支持した世論のように困ったものだという。なぜかという と原発の発電単価は1円/kWhだというのに、これをやめるというノーベル文学書受賞者の反対運動はかっての陸軍と同じ乱暴な理屈だというのです。話が終 わって1円と誰がいっているのかと 聞いたところ、日経だという。多分燃料代金なら間違いではない。しかし、世の中は偽情報が氾濫していえ勘違いする人がいる。

ということで私が近々卓話するハメになった。

もう一人のメンバーで鎌倉市役所の職員だった福元氏は父親が海軍の大佐で、たまたまずる休みで逗子の自宅にいたところ、事件直後、水兵が2回も探しにき た。都度不在 といいのがれていたら、直属の上司がやってきたのでやむを得ない、顔をだしたら、上司はホットして帰ったという。反乱軍に参加したのではと心配したよう だ。

「安倍政権は今年は竜頭蛇尾に終わり、来年は馬脚が現れ、3年目は羊のようにおとなしくなり、4年目に政権をさる」というのは福元氏の創作。

今日は新たに「安倍さんは山口県出身だから毛利元就の「三本の矢」の故事を引っ張りだしたのだろうが、私にはどうしても三ツ矢サイダーに見える。栓を抜け ば泡に終わる」。

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February 8, 2013


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