法源寺

日蓮宗。片瀬山の東側にある法源寺は龍口寺が貫主さまを持たなかった時代、交代で貫主を務めた輪番八ヶ寺の一つである。9月13日、日蓮が法難にあって竜の口の刑場に引かれてゆく時、小動岬近くに住まっていた老婆がおむすびを日蓮に差し上げようと駆け寄ったのだが、石につまずいて転び、おむすびは砂まみれになってしまった。これを見た日蓮は役人の許しを得てこの砂交じりのおむすびを食べたという。この老婆がこの寺に葬られたことから、この故事にならいこの寺では牡丹餅を年1回ふるまうので「ぼたもち寺」ともよばれる。鎌倉には「ぼたもち寺」がもう一つある。

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法源寺


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