ISDN化とLAN構築作戦実施記録

ISDN化とLAN構築構想を実現すべく 2000年2月4日と5日作業した。 これはその記録である。

ISDN化は配線とルーターの物理的ボタン3個(極性反転スイッチなど)と電話器のトーンスイッチに切り替えるだけで30分で完了。電話とパソコンが同時に使えるようになったのがメリット。ルータのTA機能を使ってみたが、特に早くなったという実感はでなかった。やはりLAN構築しないとISDN化のメリットは出ない。

LAN化はしかし簡単ではなかった。Power Macintosh6100/60の内臓イーサーはすんなりルータSL11を認識してくれた。しかし1月30日に購入したLAN Cardのドライバーがどうしてもセットアップできないことが明らかになった。そこでMebiusのハードディスクをフォーマットしなおし、OSを新規にセットアップすることになった。

準備作業は全てのデータ、メール宛名、お好みのサイト・リストをZIPにバックアップすることからはじめた。これに約3時間かかった。退避したデータは100Mb ZIP 4枚であった。

Mebius購入時添付されていたリカバリーCDを使い、指示通りに操作したら20分でハードディスク消去からWindowsとプリンタードライバーのセットアップまで完了した。インストールされたものはWindows95Bであった。添付のWindows95 USBの出番はなかった。ちなみに今まであったWindows95BでもUSBのドライバーはインストールされていたが、使えないどころか、ハングアップする。マニュアルにも不安定であるとの文章がある。USBはLANで代替できるので、USB端子の利用はあきらめることにした。

LAN Cardドライバーのセットアップは1回で成功。ここまでにHDに収まったOSサイズは350Mb。(実は後日わかるのであるが、この時シリアルポートをdisableにしておいたのである。Mebiusはカード1枚でもシリアルポートか赤外ポートにいずれかをdisableにしないとLAN Cardは使えない。)

意外に苦労したのはWindowsの共有設定やTCP/IPプロトコールの追加であった。会社で使っているWindows98を見慣れていたのでWindows95では特に難しく感じた。Windowsの共有設定のボタンを押すことに気がつかず、Windowsインストールの操作を2回繰り返すなど馬鹿なことをした。これで1時間を浪費。特に困ったのはTCP/IPプロトコールが見つからなかったことである。Microsoftの下のレベルに隠れていることを発見するのに1時間は浪費した。TCP/IPプロトコールにも方言があるということのようだ。これでようやくMebiusからもSL11を認識できるようになった。

AOLの方はSL11をTAとして使うことができなくなった。AOLとLAN Cardがコンフリクトしていたのかもしれない。プロバイダー加入申し込み手続き中のため、従来通りモデムでAOLにアクセス。

使用中の重要なアプリケーションのセトアップは問題なく1時間位で完了した。ここまでの全工程8時間かかった。HDに収まったOSとアプリケーションソフトの合計サイズは730Mbであった。

IomegaのCD ROMを紛失してしまったので25分かけて最新のソフトをダウンロードしてZIPドライバを使えるようにし、ZIP4枚に保管しておいたデータのうち、150Mbの写真を除き、120Mbすべて元にもどすことができた。HDに収まったOS、アプリケーションソフト、データのサイズは850Mbであった。LAN構築のために必須の作業であったが1Gbの空き領域が確保できたのとスピードアップが最大の副産物であった。この他にもWebroot内が整理整頓できたこととか紛失してたファイルをデータバックアップ作業中にバックアップZIPファイルの中に見つけたのも予期せぬ成果であった。

AOLやFTPソフトのIDやパスワード再設定に更に3時間必要であった。本ページ作成が再生Mebiusの初仕事である。

イーサネットケーブルを1階から2階に通すためにスレート葺きの家の壁に穴を空ける大工仕事は手持ちの工具が貧弱なため、壁内障害物に阻まれ、難渋した。貫通できない無駄な穴を1ヶ、小さなドリル孔を2ヶ余計に穿ったがなんとか成功。

2000/2/17


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