スマホ内蔵カメラ

ウェブサイト用の写真は当初はデジカメをつかって撮影したものを使っていた。しかしSansung S7というスマホを手にしてからデジカメはゴミ箱行きとなった。

情報通信は金喰虫で、光ファイバーによるプロバイダー費、インターネット回線、TV回線、固定電話、私の携帯全て合わせて月1万円程度だ。女房のガラケー は別で月1600円程度。Wifi経由で動くiPadも少しおかしくなったため、ガラケー+iPadをまとめてスマホにしようと決心。Docomoショッ プでシム料金で機器を償却する方式はとらなければ月々のコストは同じ。ただシムフリーの機種を買って自分でセットアップしなければならない。女房は花撮影 が趣味で背景をぼかす口径絞機構が必用。私のSamsung s7の内蔵カメラはそれはできない。以下は調査した結果である。

Samsung S7
Google OSを使うSamsung S7のアウト内蔵カメラ(1眼)にはhigh dynamic range imagingがついていて、逆光でも夜間で素晴らしい品質の写真が撮れる。このHDR modeは露出レベルの異なる複数枚の写真を1枚に合成することで、暗い場所の撮影であっても効果的な映像を作れるからであるという。人間の脳の操作と同 じことをしているわけだ。ただ口径のF値を調整して焦点深度を変え人物の背景をぼかすなどという芸当はできない。デジタルズームで8倍に出来るが画素も荒くなって、撮影後Photoshopで切りだすのと同じ品質のため、ほとんど使わない。

フェースブックは高解像度の写真も無料なので此処への投稿は解像度もサイズも落とさないでそのままアップしている。しかしサーバーコストが自己負担のウエ ブサイトでは解像度を落とさざるを得ない。その時はPCに搭載したAdobe PhotoShopで解像度を下げている。ついでに地平線が水平でないときは修正し、不要な部分もカットしている。

編集はスマホのギャラリーやGoogleの無料アプリSnapseedでも出来る。

内蔵メモリーは32Gbで2年使って不便はない。ただし毎年、写真はPCとHDに移して内蔵メモリーの負担を軽くしている。Googleのクラウドにあるフォトからも取り出せる。

Exynos 8890というSoCはARM系マイクロプロセッサとGPUを載せた独自設計。音声アシスト対応。

私は香港から直輸入したが2019/1のアマゾン・シムフリー価格48,000円。


Huawei P20 Pro

Google OSを使う中国産スマホのHuawei P20 Proはアウトに3眼の内蔵カメラを装置しそのうちの1眼が望遠レンズである。これは光学3倍ズームの性能を確保して最先端を走っている。しかもレンズはライカ製だ。ただ望遠レンズは焦点距離が長く薄い 躯体におさめるためにセンサーの画素数も少なく、意味があるかどうかは不明。これにデジタルズームを加味して5倍のハイブリッドズームを達成している。アウ トの残りの2眼のうちモノクロカメラは位相差による距離測定やHDRを更に発展させたAI入力などに使っているようだ。焦点深度を変えられるワイド・アパチュア機能がついていてあらゆ るシーンで自動撮影可能。スローモーションビデオも可能。内蔵メモリーは128Gb。2019/1のアマゾン・シムフリー価格76,989円。

SoCは独自設計のKirin。音声アシスト対応。

Huawei P20

Huawei P20はライカの2眼レンズ付。HDRを更に発展させたAI機能、ワイド・アパチュア機能がついて焦点深度も調節できる。メモリーは128Gb。2019/1のアマゾン・シムフリー価格は61,485円。
SoCは独自設計。音声アシスト対応。


Huawei P20 Lite

Huawei P20 Liteはライカのレンズと光学望遠機能がない2眼機種。HDRを更に発展させたAI機能、ワイド・アパチュア機能がついて焦点深度も調節できる。メモリーは 32Gb。ただし外付けメモリーを追加できる。2019/1のアマゾン・シムフリー価格は29,950円で買いやすい。
SoCは独自設計。音声アシスト対応。


Huawei Nova3

Huawei Nova3などの仕様を見ると自撮用のインとアウトに2眼づつ、計4眼のカメラを内蔵している。これで焦点深度を変えられるAperture機能は無論のこ と、HDRを更に発展させたAI機能がさらに進化しているようだ。内蔵メモリーは32Gb。2019/1のアマゾン・シムフリー価格は48,060円。
SoCは独自設計。音声アシスト対応。


Huawei P20  Liteの評価

米政府が忌み嫌うHuawei P20  Liteのシムフリーが絞りが出来、加えてAIであらゆるシーンを自動判別してベストの映像を撮影してくれるという。なによりも安いので、これをアマゾン で入手。どうもこれ、トランプの思惑とちがい、アマゾンによればベストセラーのようだ。トランプが発狂し、日本政府は追従して役所ではHuawei を買ってはいけないとお追従しているのがおかしい。



Huawei P20  Lite の絞0.95の写真

FuaweiのP20 Liteの絞をF=0.95にして撮影してみた。自動AI機能は解除していない。Fは0.95-16まで調節できる。スク リーンにタッチしてピントを合わせる点を指定する。光学的にぼかしてしているはずはない。撮影後の後処理をするGoogleアプリSnapseedと同じ手法を使って円か楕円の同心円状にボケさせるという電子的操作 で作っているものと推定した。ただ円か楕円かの判 断はどうしているのか疑問は残る。この機種は2つの映像センサーを持っている。モノクロセンサーの映像データの鏡面位相差方式で距離を測り、その距離に従い特定の距離範囲外にある映像をボケさせるという演算をSoC上のGPUで処理して行っているのではないかと推察した。

顔認証はまだ使ってないが同じSoCで行っているはず。


iPhone

iOSを使うiPhone Xはどうなっているか調べた。A12 Bionicという名の独自設計のSoCはCPUとGPUを実装し、音声認識、顔認証しているとしている。またカメラは写真の深度コントロールが可能とい るとしてい る。違いは高価格ということ。これが最近の業績不振の要因だろう。世界でのGoogleのシェアはSamusungのお蔭で絶大であったが、2017年ま では日本でのiPhoneシェアは絶大であった。これは2018年でようやく世界と一致した。アップルはGoogleに負けつつあるのかもしれない。


日本のメーカー

Google OSを使うソニーのエクスぺリアのSoCは元祖Snapdragon 845で独自のものではない。顔認証もなく、カメラも深度調整ができない。

Google OSを使うシャープのアクオスのSoCは元祖Snapdragon 845。顔認証対応。音声アシスト。カメラはHRD可。

Google OSを使う京セラのSoCは元祖Snapdragon 845。顔認証対応。音声アシスト。カメラはHRD可。

富士通のスマホはロクな物はない。

日本のメーカーは絞りやAIをどうしている?そのような変化が起こっていることも経営陣は気が付いていないのではないか。なにせスマホに触ったこ ともなく、すでに死んだガラケーが世界一と思い込んでいる人たちだから。それにたとえ気がついてももう安く作れる能力はないのだ。

January 22, 2019

Rev. January 30, 2019


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