言語録

シリアル番号 日付

782

2004/7/5


名言 伯楽在りて然る後に名馬現れる
言った人、出典 中国の諺
引用した人、他 才能は、それを見抜き得る存在によって輝き、世に出るという意味で教育者に厳しい言葉である。もし日本が知識創発社会を目指すなら、今を生きる我々一人一人が「あたりまえの普通の生き方」と違う「あたりまえでない生き方」を選ぼうとする人が存在することを「あたりまえのこと」と理解して、放任もしないが、強要もしない、真に寛容な姿勢でどう臨むべきかが問われている。
人類に後世というものが残されているとして、そしてそこに歴史家が育つだけの文明がなお存続しているとして、彼らの筆によって「大量生産・大量消費を特徴とした時代にあって、そこでは人類の知的営みもまた大量生産可能なものと考えられ、惜しみなく消尽されてしまったのは痛恨事であった」と書かれたくはない。
山口大教授の立山紘毅氏 学士会報No.847
岡本久人著「生態系が語る日本再生」でも伯楽も名馬もホシムクドリ社会では無理、カモメ社会に脱皮しなくては。


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