言語録

シリアル番号 日付

1401

2010/12/9


名言 真実はつねに廃止可能だ
言った人、出典 ポッパー、ハヴェロック(Havelock 1964)
ポリス、海の共和国、アテネ、ソフィストが言葉のような観念や自由主義的気質(liberal temper)の根源にあるとした。しかしこれは単純すぎる理解で真実が複数あり、しかも対立する場合、ロゴス同士の関係(対話)は必ずしもロゴスの自由になるものではない。この関係のひとつの局面としてはつねに戦争(ポレモス)がある。アゴン(対立) はかならずしも共通する規範ないにとどまるとはかいぎらない。自由が制海権による擁護を必要とし始めるとき、帝国が必要とされ始めるとき、ギリシアの知のすべての富は失われ始め、相対的、かつ普遍的な支配として蓄積できる部分のみがわずかに救われることになる。
引用した人、他 フランコ・カッサーノ「南の思想 地中海的思考への誘い

 


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