メモ

シリアル番号 表題 日付

993

リジューのテレーズ

2005/10/17

聖手テレーズのこと。本名テレーズ・マルタン1973-1897。15才でノルマンディー地方リジューのカルメル会修道院にはいる。結核で24才で死亡。

死後自叙伝「幼いイエスの聖テレーズ自叙伝」出版されるや大評判になり1925年には死後30年にしてローマ法王庁により列聖される。フランシスコ・ザビエル、ジャンヌ・ダルクとならぶ。リジューには大聖堂が建造され毎年百万人の巡礼者が訪れる。

カトリック教会の一大転機となった第二バチカン公会議(1962-65)に影響を与えたといわれる。

彼女の「弱く、小さな自分だからこそ救われる」という考えは親鸞の悪人正機説に似ていると指摘されている。またある人は浄土宗の「妙好人(みょうこうにん)」のイメージに近いという。

朝日1998

ところで親鸞がのこした妙好人の特性としては

その一つは、生命を尊重する気持ちが非常に強いこと。
第二に、謙虚である。その謙虚さは人間にだけではなく、すべてのものに対して謙虚であること。
第三に、自分を詳察するというか、自分を振り返ること、言い換えると求道心と言ってもいいと思いますが、それが非常に強く、また10年20年と持続し、やがて、これだと言うものを皆さんつかんでおられること。
第四に、すべてのものについて、恩を感じている、感謝する気持ちが強い。


トップ ページヘ