メモ

シリアル番号 表題 日付

979

 

2005/09/16

magnetic resonance imagingのこと。磁気共鳴断層撮影装置

通常、超伝導電磁石にニオブ・チタン合金を用い、全体温度4Kの液体ヘリウムを使うが、日立は青山学院大秋光純教授が発見した2ホウ化マグネシウムのコイルで絶対温度39Kで作動するMRIを開発。1.5テスラの磁場を安定して出すことができる。
朝日記事

2ホウ化マグネシウムは1986に発見された銅酸化物超伝導体の系列に属する。電子が対になってボーズ・アインシュタイン凝縮をするというバーディーン・クパー・シュリーファー理論によってニオブ・チタン合金の超伝導は説明できるが、酸化物超伝導体の超伝導現象の説明はできない。それでもクパー対が関わっていて原子格子の振動ではなく、磁気による相互作用が介在しているらしいという想定はなされている。
 

スティーブン・ストロガッツ「SYNC なぜ自然はシンクロしたがるのか


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