メモ

シリアル番号 表題 日付

703

カーテシアン

2003/04/08

直交曲線座標の一つカーテシアン座標系またはカーテシアン系のこと。デカルト式座標軸という意味。直角座標と斜交座標がある。直交曲線座標系には他には円筒座標系、極座標系(球座標系)がある。

英語はCartesiar Cordinates

偏微分方程式の境界値問題、たとえばLaplace方程式は変数分離法を適用できる構造をしているため常微分方程式の組に還元できる。しかしカーテシアン座標系ではLaplace方程式は有限差分法で解ける。

森永晴彦氏が今回の英・米のイラク侵攻に反対したフランス、ドイツ、ロシア、中国は地政学的には陸の国すなわちカーテシアンである。英・米・スペイン・日本は海の国で非カーテシアンであると喝破されている。同じ論法でゆけば北朝鮮はカーテシアンである。

地球上は今一応人類の一極支配となっているが果たしてこれが安定かどうかは重大な疑問がある。冷戦後、米国の一極支配となっているがおなじ疑問が生じる。力学の基本法則の一つダランベールの原理では「動あれば反動あり」というのがある。(Memo Serial No.704)もしかしてこれはトリビアル(非本質的)かもしれないが、かりにそうだとすると一極主義は本質的に不安定では思われる。反動の実例がテロである。

英・米のイラク侵攻を契機に米国のキリスト教原理主義者やネオ・コンサーバチブ派の弱体化がいずれはじまり、一極支配も終焉の方向だろうから日・英は陸と海の緩衝国になるのがのぞましいという21世紀の希望的構図を表明された。

化学プロセスの自動制御理論にプロセスと制御系の複合システムの安定性判定の方法がある。プロセスと制御系をそれぞれ微分方程式で記述し、これをラプラス変換して系全体を記述する一巡伝達系関数というものをもとめ、Hurwitz解析的判定法、ベクトル軌跡法、Bode線図、Nyquist法などで系が安定かどうか求める。そのような解析をしたら面白いかも。


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