メモ

シリアル番号 表題 日付

688

バグダッドの盗賊

2003/03/03

アラジンの魔法のランプのように壺から巨人がでて3つの願いをかなえてくれるというストーリーのハリウッド映画を小学生の頃見た記憶があるが、その題名はわからなかった。ところがBS-TVでたまたま上映してくれたので題名がわかった。ずばり1940年のロンドンフィルム製の「バクダッドの盗賊」(The Thirf of Bagdad)である。

主人公になる盗賊アブー(Abu)はインド人の少年Sabuが演じた。しかし、当時の中学生にとって巨人、ジャファー(Jaffer)の髪の毛につかまり肩にのって海岸から飛び立ち、ヒマラヤの山々を飛ぶ空撮シーンはそのカラーフィルムの影像とともに忘れられるものではなかった。アブーが魔法使いのジェニーにより犬に変えられたり、空飛ぶ絨毯でご主人のアメッドとお姫様を助けにゆく痛快さ、青いバラのにおいを嗅ぐと過去を全て忘れ去るという話など戦中、終戦後の日本で育った若者にとって強い刺激となった。

「バグダッドの盗賊」とともに強く深層心理に残る映画は1942年の「心の旅路」、1943年の「カサブランカ」、1952年の「超音速ジェット機」そして1962年の「アラビアのロレンス」である。「心の旅路」(Random Harvest)はもう一度みたいと思っているが、残念なことにDVDが品切れとなって果たせないでいる。


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