シリアル番号 | 表題 | 日付 |
621 |
荒馬と女 |
2002/7/26 |
1961年米モノクロ映画「荒馬と女」はジョンヒューストン監督、アーサー・ミラー脚本、マリリン・モンロー、クラーク・ゲーブル、モンゴメリー・クリフト出演。
大衆の人気はでなかったが、脚本には味わいがある。時代に取り残されたカウボーイ男(クラーク・ゲーブル)が、離婚のためにリノにやってきた女(マリリン・モンロー)を連れて荒馬狩出かける。しかしやさしいその女は馬は買い取るから放してやってくれと男に懇願する。女の気持ちが分かる若い男(モンゴメリー・クリフト)はスタリオン(stallion 群れの牡馬、種馬)を放す。スタリオンと死闘を演じて取り戻した男はしかし、縄をナイフで切って放し、残りの子連れの老雌馬も放してやれと指示する。ではなぜスタリオンと死闘を演じたのかと仲間から聞かれた男はプライドの問題だとぶっきらぼうに答える。そして「時代が変わったことを悟った」と言って女と立ち去る。
クラーク・ゲーブルは撮影完了直後、心臓麻痺で帰らぬ人となる。
BS 2002/7/26