メモ

シリアル番号 表題 日付

223

レイチェル・カールソン(Rachel Carson)

96/9/15

●その著作「沈黙の春」によりDDTなど有機塩素系農薬や有機リン剤の恐ろしさを人々に訴えた元祖環境派

●大学では生物学をまなぶ

●漁業野生生物局につとめ、1951に「われらをめぐる海」を出してベストセラー

●その後1955に[海辺」を出版

●1962/6ニューヨーカー誌に「沈黙の春」(Silent Spring)を連載。(English Library Serial No.568)

●1962/9/27/ホートンミフリン社から単行本を出版」

●強烈なメッセージは「人間は他の生物の犠牲なしにいきられない。だからこそ自然に対する責任がある」

●全米農薬協会が中傷をおこなったが、1962/8/29ケネディーの「カールソン女史の記述によって、農薬の問題が明らかになった。すでに関係当局に調査させている」の一言によって流れ」は変わった

●キューバ危機のさなかであったが、この問題を取り上げた内務省のスチュワート・ユーダル長官を支持したケネディーが偉かった

●1964/4/14乳癌により死亡。生涯独身の56歳。

●直前にサリドマイド禍もあり、この一冊の本と1968年にアポロが撮った宇宙に浮かぶ地球の一枚の写真がEPA(米環境保護局)を作ったといわれる

●「沈黙の春」は1964年に邦訳がでる。

●70万部売れる

●訳者は青樹簗一(りょういち)本名不詳なれど有名な外国文学者(現在60歳台大学退官後は自然の豊かな山間で暮らし、電話も引いていない)

●1996第二のカールソンといわれる世界自然保護基金のシーア・コルボーン(Theo Colborn)女史は(70歳)環境ホルモン(エンドクリン・ディスラプター)の危険性を指摘した「奪われし未来」(Our Stolen Future)を出版。


大学の入試問題に使用された著作物の二次利用申請を代行している社団中間法人日本著作権教育研究会の担当者から訳者の青樹簗一氏の連絡先を知らないかと問い合わせがあった。

出版社でも連絡先が不明だったのでネットで探していたところ、このメモがあったので念のため、問い合わせたという。訳者は有名な外国文学者だそうだが、徹底した雲隠されしてしまったようだ。

June 1, 2010


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