シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1144 |
宇宙の進化 |
2007/07/25 |
クラジウスの論によれば、もし宇宙が閉じた系であれば宇宙はエントロピーが増大して全てが鉄になり、構造のない熱的死に向かうはずですが、どうもそうでは ない。あらゆる元素、あらゆる温度、あらゆる物質の密度の違いが生じ、あまつさえ生物や人間までできてしまったのはビッグバン以降宇宙が膨張したため、ゴ ミの捨て場となる空間を生み出したことにあるという。すなわちエントロピーの増大速度より空間の増大速度が早かったため。
それから万有引力が宇宙をサブシステムの分ける作用をしたためである。
杉本大一郎東大名誉教授の「進化とななにか」という学士会での講演。
学士会報 2007-IV No.865
ということは宇宙が膨張をやめればどうなるのか?
関連メモ:012ビッグバン、114「緑の岸辺」方程式、843ニュートラリーノ(暗黒物質)