メモ

Wikinomicsドン・タブスコット、アントニー・・ウィリアムズ著「ウィキノミックス」のタイトルで造語。

ジミー・ウェルズが2001年に創設したウィキペディアがハワイ語の速いという意味の言葉を使ったソフトを用いて創始したオンラオン百科事典という意味を持っていることからこの本のタイトルとなった。

ウィキペディアのようなマス・コラボレーション、群集の智慧、リナックスのようなオープンソースにより巨大な力を手にした市民の時代がやってくる。本書がいいたいことはグローバリゼーションの下、資本の競争が情報の開放を加速するという命題を説いている。マルクスの弁証法が予言したことが現実になったようだ。

情報の開放は社会の不正、不公平が発生しないための抑止力として有効だとつくずく思う。無誤謬仮説にたって役人に不正監視を委託してもできない。むしろ不正を働くやからが続発する。情報の透明性こそ最後のよりどころだろう。