シリアル番号 | 表題 | 日付 |
1126 |
事物の螺旋的発展の法則 |
2007/06/10 |
ドイツの哲学者ゲオルグ・ヘーゲルの「弁証法」に「事物の螺旋的発展の法則」とは「物事が進歩発展するとき、直線的に発展していくのではない。あたかも螺旋階段を登るように発展していく」という法則
「対立物の相互浸透」の法則もある。
ー田坂広志著「これから何が起こるか」
ちなみに弁証法(dialectic)にはもともとギリシアの哲学用語だが、通俗的にはヘーゲルの「弁証法」とマルクスの「弁証法」を意味する。ヘーゲル、マルクスのそれは三枝弁証法だが、フリードリヒ・シュライエルマッハーのような二枝弁証法、シェリングのような四枝弁証法もある。
ヘーゲルのは観念論による弁証法である。マルクスは観念の優位性を唯物論による物質の優位性に反転させることで、唯物弁証法(唯物論的弁証法 Materialistische Dialektik)を説いた。
マルクスの言葉に「資本主義的発展がそれ自体を否定するものを不可避的に生み出す」がある。