ハイパー・テキスト

1998年に本HPを開設して早や21年にな る。シャープのラップトップSharp Mebiusとダイアルアップ接続で作り始めた。それもhtmlタグを書き込みながら作成していた。会社から帰って寝るまでの間にコツコツと構築していた のだ。今も使っているダサいトップページはそのころのもの。ただ写真は自宅から写した風景写真ではなく、娘の雑誌の一枚の一部を切り出した下のイラストを 使っていた。この波とけだるい感じがたまらないのだが、著作権問題もあるので、自分の写真に入れ替えたのである。



HP作成目的は私の外部記憶にするというもの。自分の脳の中のニューロンの連結をハイパーテキストで再現するところがミソ。

実は1986年にマッキントッシを手に入れた直後の1987年にアップルコンピュータのビル・アトキンソンが開発したハイパーカードに魅入られて使ってい た。そのうちにCERNのティム・バーナーズ・リーがハイパーテキストで文書をリンクして表示する仕掛けを考案・開発し、URL、HTTP、HTML が発明された。この功績でティム・バーナーズ・リーはサーの称号をもらった。日本初のウェブページが1992年に筑波の高エネルギー加速器研究機構(KEK)のサーバーにアップロードされてから6年後のことだ。

私はこのHTMLマークアップ言語こそ、ハイパーカードの概念の継承者とのめり込んだ。当時はIBMメーンフレーム上にデータベースを構築するというガチガチの時代だった。その後の進展をみると世界がこれでつながって一体になってしまった。

私はすべての紙の記録は捨て去る目的で作成している。まさにクラウド依存。死んでからプロバイダー・コストは支払うことができないので、いづれボケる 前にHDにある一切を一枚のCD-ROMに収納してしまうつもりだ。ぼけてもこの記録が私という自己を確認する手段になるのではないかとも思い せっせと、記憶を取り込んでいるわけ。哲学者は自分とはなにかとくそ面倒な屁理屈を書いているが、私とはニューロンの回路が保持している記憶の一切なの だ。

2019年になるGoogle画像検索にこのjpgを投げ込んで探したが出てこなかった。これはデジタル世界には存在しない絵であることが判明。古風な絵ですので多分画家も亡くなっているのではないか。これはトリミングしてある。全体のえはどこないあったはずだが。

November 23, 2015

Rev. February 24, 2019