読書録

シリアル番号 637

書名

私だけの安曇野

著者

丸山健二

出版社

朝日新聞社

ジャンル

ルポ

発行日

1982/12/20第1刷
1994/7/25第4刷

購入日

2004/06/21

評価

鎌倉図書館蔵

アエラ 2004/6/21の梯(かけはし)久美子のインタービュー記事を読んで丸山に興味を持った。Quotaion Serial No.778 もう廃刊となった朝日ジャーナルに掲載された写真と文の安曇野探訪シリーズ物。なかなか辛らつなルポ記録。裸にされた安曇野の人々はかなわないと思っているだろう。

「安曇野の人間模様は悲劇と喜劇が同居していること。視野の狭さ、単純、無知が裏にある。ただ自己の欲望に忠実に生きているという純朴さはある」とカメラマンの口を借りて語る。

長野県に生まれ、転々とし、仙台で教育を受け、東京に就職したところめでは同じだが、丸山氏は作家となり、安曇野に引きこもってジープ、オフロードバイク、庭つくりに懲りながら作品を生み続けている。そこに興味を持って図書館にでかけ、借りてきた。
きだみのるの「気違い部落周遊記」を思い出させる。

Rev. January 3, 2007


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