読書録

シリアル番号 463

書名

三屋清左衛門残日録(みつやせいざえもん)

著者

藤沢周平

出版社

文芸春秋

ジャンル

小説

発行日

1992/9/10第1刷
2000/1/15第21刷

購入日

2001/01/25

評価

ビールの流通経路での滞留時間を短くするように仕向けてアサヒビールを急成長させた名経営者樋口広太郎氏が「私の履歴書」で言及したので興味をもって求めた。悠々自適の生活の真実を見事に描いているというので、参考にしようと。藤沢周平の小説は初めてだがなかなの描写力。読むほどに引きこまれ、後半は一気に読んだ。味わい深い小説である。

「梅雨ぐもり」の章に「けろろ」という名ででてくる鳥はアカショウビン(雨乞鳥、水恋鳥)だと阿部達二 の「藤沢周平 残日録」にある。

Rev. December 11, 2008


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