読書録

シリアル番号 074

書名

マディソン郡の橋

著者

ロバート・ジェームス・ウォラー

出版社

文芸春秋社

ジャンル

小説

発行日

1993/3/25第1刷
1993/7/25第18刷

購入日

1993/07/25

評価

原題:The Bridges of Madison County

有名なベストセラー

原著も買い求め対比して読む。1995年にクリントン・イーストウッド主演・監督で映画化される。映画を見た時には クリントン・イーストウッド(ロバート・キンケイド)は小説を読んだ直後は少し老けすぎと感じ、評価はCであった。しかし10年後の2015年に後半だけ再度見た時は自然に見えた。

主人公はメリル・ストリープ(フランチェスカ)である。舞台はアイオワ州マディソン郡ウィンターセット。葬儀を出すために集まった長男のマイケルと 妹のキャロリンが母の手紙と日記を読み始める場面からストーリーがはじまる。「火葬にしてローズマンブリッジ(Roseman Covered Bridge)から灰を撒いてほしい」というもので、平凡だと思われていた母親の激しい恋を知ることになる。

フランチェスカは夫を看取った後に、ロバートを探すが、ある日遺品が届き、『永遠の4日間』という写真集が入っていた。遺骨はローズマン橋に撒かれたとい う。「せめて残りの身は彼に捧げたい」という遺言で、フランチェスカの遺骨は橋から撒かれ、風に乗って舞い落ちていった。

屋根付きの橋はペンシルバニア州にあったが、その西のアイオアも同じ文化圏なのだろう。うねるような地形はバイク走行したミズーリーやオクラホマにもある。

2020/6/8に2回目を観たが、今回はバランスよくできている。

Rev. June 8, 2020


トップ ページヘ