2010年10月10日
学士会館302号室
第四回の「自由人のためのエネルギー勉強会」に引き続き、会の主催者の森永先生の卒寿の会を催すことになった。
先生はドイツの大学の終身教授をされていて1年の半分はドイツで過ごされている。たまたまテレビでカルメン全曲を鑑賞したとき、ドイツ語で表示される歌詞をみて音楽だけでなく、歌詞も気に入った。特に第4幕の二重唱でカルメンがホセに
Jamais Carmen ne cedera, Libre elle est nee Et libre elle mourra. |
決して カルメンは譲らない 自由の生まれさ 自由に死ぬのさ |
と叫ぶところが「自由人のエネルギー勉強会 」にふさわしい。卒寿の会で歌ってくれるオペラ歌手を探してくれとたのまれた。ミセスグリーンウッドの合唱の仲間の紹介でオペラ専門のピアニス、ト谷川明氏の伴奏で次ぎの3曲を歌ってもらうことになった。
第1幕より ハバネラ Habanera カルメン 西野郁子 (メツォソプラノ)
第2幕より 花の歌 Air De Fleur ドン・ホセ 上本訓久 (テノール)
第4幕より 二重唱 Duo Et Chouer Final 西野郁子と上本訓久
第2幕より 花の歌 ドン・ホセ 上本訓久
フランス語対訳の歌詞をいただき、、舞台脇のスクリーンにプロジェクターで歌詞を表示する準備をしたが出演者の邪魔になるので中止。
当日は先生のメモワール「原子力傍観65年」が配布された。これと先生のもう一つの「原子炉を眠らせ太陽を呼び覚ませ」を読めば原子力の本当の姿と官僚に仕切られた管理研究の不毛が理解でき、先生がなぜ東大を去ってドイツの大学の正教授になったか分かる。
November 10, 2009
Rev. November 3, 2010