生ゴミ乾燥機

「一歩前の会」を中心とするリサイクル勉強会が東京農大の総合研究所、リサイクル研究センターを見学したとき、後藤逸男教授より生ゴミのリサイクルは乾燥法が最もすぐれている。家庭用にはなにも企業から頼まれたわけではないがと前置きしナショナルからMS-N46という生ゴミ乾燥機が発売されていると紹介があった。

地元の電気店で調べると他の家電メーカーもほぼ同じ原理のゴミ乾燥機を販売している。比較検討の結果、値は張るが、やはり先生推奨の製品が良いようだ。ただN46より小さいMS-N36を買った。ちょうど鎌倉市の補助金の最大限4万円を還付してもらえる価格であった。

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MS-N36

MS-N36の梱包箱を開くとスチレンフォームの梱包財が沢山でてくる。このあたりの感覚がいかにも「まねした松下」らしい。これがアップルやソニーだったらビシット環境にやさしい梱包材を使っているだろう。トップにビジョンが無いので社員の意識がばらばらである。落ち目の企業を象徴している。

MS-N36の消費電力は700Wである。我が家の契約電力では1キロワットに達する機器を同時に3台以上使うとブレーカーが飛び、PCには厳しい環境となるのでやりくりしなければならない。空調機4台、炊飯器1台、電子レンジ1台、温水器1台、掃除機1台、洗濯機1台、洗濯物乾燥機1台、ゴミ乾燥機1台の計11台のうち、同時使用できるのは3台ということになる。

4日程放置して悪臭の出始めた野菜屑を投入して運転したところ、白金触媒による酸化脱臭装置がついているにもかかわらず鼻の良い人はかすかに臭気を感ずる。悪い人は分からない程度である。乾燥後の野菜屑は良いにおいに変わった。3週間使用してみて、室内用に脱臭装置が付いてはいるがやはりかすかな臭いがでる。特にスイカの甘い臭いはなかなか消えない。また室内の湿度が上がり、空調機の負荷が増える。投入は面倒になるが、ガレージに移さざるをえなかった。

July 7 2002

Rev. July 26 2002


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