鎌倉三大洋館

2001年2月10日、グリーンウッド夫妻は海蔵寺を訪れたとき鎌倉駅に近い扇ガ谷4丁目の山の上の豪邸を見た。 表札には古我とある。大正5年に、三井銀行重役の荘清次郎の別荘として建てられた建物は鹿鳴館の設計者ジョサイア・コンドルに学び旧丸の内ビル、旧三井銀 行本店を設計した桜井小太郎の手になるという。浜口雄幸、近衛文麿の別荘としても使われた。現在は83才になる古我容子さんが一人住む。カーレーサーだっ た夫信生氏の父がこれを購入し た。夫とは60年間一緒に住んだ。固定資産税は年100万円を越える。古我容子さんは死後は市に寄贈することも考えているという。

この建物にほれ込んだ新井達夫氏が湘南信用金庫と日本政策銀行から協調融資をうけて保全工事し、フレンチレストランを2014/4/17開店した。予約番号は0467-22-2011。

扇ガ谷4丁目の豪邸  2011年4月13日撮影

前田家の別荘だった鎌倉文学館、旧華頂宮邸とならぶ鎌倉3大洋館の一つという。 旧前田家別荘であった鎌倉文学館は市に寄贈され常時公開されている。

鎌倉文学館 2007年5月16日撮影

旧華頂宮邸(きゅうかちょうのみやてい)は2005年12月5日、坂東巡礼予備調査第1日にはじめて 浄明寺二丁目の奥で目撃した。昭和4年春、伏見家の分家である華頂博信(ひろのぶ)侯爵邸として建てられたものという。現在は鎌倉市が管理しているが年数日しか公開はされていない。

旧華頂宮邸

鎌倉3大洋館ではないがそれに順ずるものとして由比ガ浜2丁目にある。和田塚近くの篠田邸(旧村田邸)である。1930(昭和5年)に大林組によって設計建設されたハーフティンバースタイルの建築の代表である。

篠田邸(旧村田邸)

2001/2/10

Rev. June 6, 2015


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