大分昔だが、多分ジープだったと思うが極楽寺4丁目のある「西ヶ谷」から笛田に抜ける狭いトンネルを抜けたことがある。数日前に鎌倉山最高地点にある扇湖山荘(せんこさんそう)付近を歩いたとき、 こ の東側の深い谷にある狭いトンネルを思いだした。少し長い散歩としてここを歩いてみたくなった。2017/3/1 午後3時ころ家を出た。ルートを七里ヶ浜東から鎌裏山に登 り、極楽寺に下り、トンネルに向かうというものだ。最終的には大仏に向かい、長谷から江ノ電で帰宅のルートとなった。
全長5.9km、100mの高低差の丘をこえるルートだ。これを2時間強であるいた。
七里ヶ浜2丁目の丘を登り、雨乞いの池を通り、七里ヶ浜東のメーンストリートの並木道を真っ直ぐ登ってゆくとやがて一方通行のS坂に入る。坂をのぼりつめると眼前にNTTのアンテナ
が大きく見える。かどを右折して扇湖山荘の南門(裏口)の方角に向かう。NTTアンテナは至近距離となる。
ここから極楽寺に向かって長い尾根道を下る。下りきったところに月影地蔵がある。『十六夜日記』の作者阿仏尼邸にあった地蔵像をこの地に移したのでこの名があると伝えられている。2021/4/19散歩がたがたここに立ち寄り、おにぎりをとる。
月影地蔵 2007年4月7日撮 影
極楽寺4丁目のある「西ヶ谷」は奥が深い。桃源郷のようなところだ。左手の崖上には扇湖山荘があるはず。行き止まりに見覚えのあるトンネルの入り口が見える。笛田にたどり着いたが疲労が溜まっていたため、古道大仏切通しは避け、新切通しトンネルで大仏に出る ことにした。新切通しかた古道切通しが見えるか目を凝らしたが、古道は尾根道のため下からは見えない。
大仏から長谷駅に向かう間、鶏の空揚げを食しながら歩く。途中、華正樓に気が付く、旧華族の別荘だったところだという。中華街の華正樓はここが発祥の地とか。何時か来てみよう。
更には背に向かっていると鎌倉能舞台がある。大分まえになるが米国人の顧客夫妻を案内してここに来たことがある。その後はご無沙汰だが、今年は6回の公演があるようだ。
狂言としては抜殻、柿山伏、伯母ヶ酒、鏡男、鈍太郎、文荷(ふみにない)、寝音曲、無布施経(ふせないきょう)、狐塚、仏師、伊文字(いもじ)
能としては雷電、井筒、小督(こごう)、天鼓(てんこ)、紅葉狩、六浦、胡蝶、箙(えびら)、
March 1, 2017
April 19, 2021