伊豆

長九郎山

2007年5月、wakwak山歩会は南伊豆の長九郎山(996m)に登った。伊豆の固有種であるアマギシャクナゲを愛 でるのが目的であった。標高500mの富貴野山の21世紀の森の駐車場から登るのが楽であるが、あえて麓の大沢温泉から登った。おおよそ標高差 1,000mの日帰り登山となってかなりキツイものであった。アマギシャクナゲは盛りを1週間過ぎていて殆ど散っていたがかろうじて散り残ったものを見る ことができた。


第一日5月23日(水)

10:30小田原駅集合、ターンパイク、伊豆スカイライン経由伊豆高原駅に出る。双眼鏡持参で大川温泉別荘地でバード ウォッチングとしゃれ込むがウグイスの 声ばかりでコゲライカルキビタキの 声がすれども鬱蒼とした森のため姿は見えず。

大沢温泉 化粧の湯

河津町、下田街道、婆娑羅トンネル経由松崎町の大沢温泉に向かう。大沢温泉は長九郎山から流れ出る渓流のきれいなところ だ。鮎の茶屋 に前泊のためチェックイン(Hotel Serial No.392)。さっそく大沢温泉の化粧の湯(Hot spring Serial No.243)にでかけ、 古風な野天風呂を楽しむ。湯が底から激しく噴出してあふれて流れるすばらしい露天風呂であった。

Kマートで翌朝の朝食と昼食を仕入れる。宿の周辺でバードウォッチングを継続。オオルリが 杉の木の天辺にとまっているのを双眼鏡で見ることができた。青い背中が特徴だ。大沢温泉郷の谷は深く長九郎山の山頂は見えない。夜は鮎の茶屋 で宿の主人がとった猪肉、鮎とイワナ料理を楽しんだ。宿代は夜のうちに精算してしまう。

 

第二日5月24日(木)

本日の行程は大沢温泉郷を出発して長九郎山山頂にいたり大沢温泉郷に戻るコースだ。総距離13.73、累積登り 1095m、累積下り1137m。

5:00起床。買いおいた朝食を摂り、6:00出発。オオルリの鳴き声が聞こえる。大野山を巻いて8:50に出合着。山 道の踏み固めの程度から富貴野山の21世紀の森の駐車場から登る人が多いと見た。八瀬峠より広い尾根を登ってゆくとアマギシャクナゲの群生地に入る。アマ ギシャクナゲは尾根などの水はけのよいところを好むのだそうで、シャクナゲのトンネルの中を通ることになる。ただ盛りは過ぎて殆どの花は散っていた。ドウ ダンツツジはちょうど真っ盛り。10:30に長九郎山山頂に到着。

ドウダンツツジ

アマギシャクナゲ

高さ10mはありそうな鉄製の展望台にたつと360度の眺望を楽しめる。西南西の松崎町方向には大沢温泉から登ってきた広い尾根が見渡せる。北方には 2005年12月に登った猫 越岳が雲をいただいて見える。東北の方向には天城山がこれも雲をいただいて見え る。南方には伊豆七島が見えるはずであるが、雲で見えない。

長九郎山頂より松崎町方面を望む

昼食後、11:00下山開始。渓流の淵には30cmはあるイワナが沢山泳いでいるのが見える。13:50池代着。バスが15:17までないのでバス道を歩 いて大沢温泉に向かう。14:50大沢温泉登山口着。

イワナ

車で「道の駅」花の三聖苑に行き「かじかの湯」(Hot spring Serial No.244)で汗を流 す。 今回、カプサイシン・スプレーは車に置いてでかけたが地元の人にクマは居ないか聞くと、居ないわけではないだろうとのことであった。天城峠、修善寺経由で 3時間かけて丹那盆地の酪農王国オラッチェに到着。(Theme park Serial No.247)ここで 小休止。

酪農王国は1997年9月、MGミゼットで訪問したことがある。競馬の利益金を 酪農王国の搭の向こうに見えるピークは2005年12月登った玄岳(798m)だ。

丹那盆地の酪農王国と玄岳

伊豆スカイラインとターンパイク経由で小田原に向かい。ここで解散。

6月2日に天城山と八丁池にのぼった人の話によると、アマギシャクナゲを楽しんだそうだ。標高1,400mクラスで長九郎山より400m高いので2週間位 の遅れがあるのだろう。

May 27, 2007

Rev. November 23, 2017


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