シリアル番号 | 日付 |
1127 |
2007/6/5 |
名言 | 日本の政治が政策の失敗を綿密に検証し、改善策づくりに生かす力量を欠いているのは日本社会は、官僚を含めて「お上」は間違わないという虚構の上に立っていることも大きな要因ではないか |
言った人、出典 | 星浩 朝日新聞編集委員 |
引用した人、他 | 年金の過誤についてのコラム 政態拝見 実際には「お上」は間違うし、それを隠すことまで平気でする。 |
「お上」は間違わないという虚構に関して森鴎外が短編小説「最後の一句」で劇的に表現している。
日本の役所が無誤謬を建て前としているのは愚民を導くエリート意識からでたと思っていたが天皇を頂点とする国家体制にその源があるとの説を最近読んだ。統帥権は天皇にあり、親補職は天皇が直接辞令を出す。彼らの責任を追及すると天皇にまで責任がいってしまうのでだれも責任をとれずに、責任は注に浮く構造になっているのだという。